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ホオジロ科

ノジコ [野路子]

Emberiza sulphurata

大きさ : 全長約14cm
観察時期 : 5月~6月

レモンイエローに白いアイリングの日本限定種

スズメ目ホオジロ科に属する小鳥で、日本でのみ繁殖することが知られている貴重な種です。全身が淡いレモンイエローと緑を帯びた美しい色合いで、白いアイリング(目の周りの白い輪)が最大の識別ポイントです。アオジに似ていますが、よりスリムで胸のまだら模様が少なく、上品な印象があります。本州中部から青森県にかけての限られた地域で繁殖する局所的な夏鳥で、個体数も多くありません。IUCNレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に分類されています。

  • 分類
  • 英名
    Japanese Yellow Bunting
  • 大きさ
    全長約14cm
  • 羽の色
    頭部から体上面は灰黄褐色で暗褐色の縦縞が入ります。体下面は黄色で、下腹から下尾筒は淡黄緑色です。白いアイリングが目立ちます。オスは眼先が黒く、メスは黒みがなくやや赤みを帯びます。尾羽は黒褐色で外側2枚ずつに白斑があります。嘴は灰褐色で上嘴の嘴峰がやや黒ずんでいます。
  • 寿命
    野生下で約3〜5年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「準絶滅危惧(NT)」に指定

日本のみで繁殖する種で、本州の中部地方から青森県津軽地方にかけての限られた地域に夏鳥として渡来します。冬季は中国南東部やフィリピン北部、台湾などへ南下して越冬します。本州西部以南で越冬する個体も少数います。

ノジコの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

平地から山地の、林床に草藪があり灌木が混じる明るい高木林や疎林に生息します。カラマツ林やシラカバ林、落葉広葉樹林を好みます。

  • 行動・習性

    繁殖期にはオスが強いなわばりを維持し、枝先や電線など目立つ場所でさえずります。繁殖期以外は単独または小群で行動します。林縁や地上を跳ね歩きながら採餌し、水浴びをよくする習性があります。

  • さえずり

    オスは「チョン、チョン、ピピ、チョ、ツピー」「チッ ピー ピィー ピリィ」などとホオジロに似たさえずりをしますが、アオジより静かで長く張りのある声です。地鳴きは「チッ」「ズッ」などの短い声です。

雑食性で、草木の種子や昆虫類、クモ類などを食べます。地上や林縁で跳ね歩きながら採餌するほか、樹上でも昆虫を捕らえます。

繁殖期は5月〜7月です。巣づくりはメスのみが行い、地上1〜2mほどの高さの藪や低木の枝の又に、枯れ草や根などで椀状の巣を作ります。2〜5個の卵を産み、雌雄交替で約14日間抱卵します。雛は7〜8日ほどで巣立ちます。

学名
Emberiza sulphurata
英名
Japanese Yellow Bunting
渡り区分
分布
日本のみで繁殖する種で、本州の中部地方から青森県津軽地方にかけての限られた地域に夏鳥として渡来します。冬季は中国南東部やフィリピン北部、台湾などへ南下して越冬します。本州西部以南で越冬する個体も少数います。
生息地
大きさ
全長約14cm
寿命
野生下で約3〜5年
珍しさ
めったに見られない
日本でのみ繁殖する貴重な種です。5月〜7月に本州中部の山地のカラマツ林や落葉広葉樹林で観察できます。枝先や電線上でさえずるオスが見つけやすいポイントです。アオジとの識別は白いアイリングの有無と胸の模様の少なさがポイントです。林の中の水たまりや小川で水浴びする姿も観察のチャンスです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合