ダイシャクシギ [大杓鷸]
Numenius arquata
大きく湾曲したくちばしを持つ干潟の巨人
ダイシャクシギは、チドリ目シギ科に属する大型のシギです。日本に渡来するシギ類の中ではホウロクシギと並んで最大級で、大きく下向きに湾曲した長いくちばしが印象的です。和名は「大きな杓(しゃく)のような嘴を持つ鷸」に由来します。北欧から中央アジアで繁殖し、広い範囲で越冬する種ですが、日本への飛来数は少なく、干潟で出会えると嬉しい鳥です。国際的には準絶滅危惧種に指定されています。
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分類
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英名Eurasian Curlew
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大きさ全長約57cm
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体重800g
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羽の色
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寿命野生下で約10-20年
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保全状況環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定
北欧から中央アジアにかけての内陸部で繁殖し、西欧からアフリカ、中東、インド、東南アジアの沿岸部で越冬します。日本には主に春と秋の渡りの途中で立ち寄り、一部は九州などで越冬します。
干潟、河口、海岸、湿地、水田など、浅い水辺に生息します。主に沿岸部の干潟で見られることが多いです。
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行動・習性
干潟をゆっくりと歩きながら、長いくちばしを泥の中に深く差し込んで獲物を探します。警戒心がやや強く、人が近づくと早めに飛び立ちます。ホウロクシギと混群を形成することもあります。一夫一妻で繁殖期にはつがいで縄張りを持ちます。
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さえずり
「ホーイー」「クーイー」という哀愁を帯びた声で鳴きます。遠くまで響く澄んだ鳴き声が特徴的です。飛翔時にもよく鳴きます。
動物食で、カニ類、ゴカイ類、貝類、昆虫類などを食べます。長く湾曲したくちばしを使って、泥の深いところに潜む獲物も捕らえることができます。
繁殖地である北欧から中央アジアの草原や湿地で、地上に営巣します。4卵程度を産み、抱卵期間は約1ヶ月。ヒナは40〜45日で巣立ちます。日本国内での繁殖記録はありません。