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シギ科

ホウロクシギ [焙烙鷸]

Numenius madagascariensis

大きさ : 全長約63cm
観察時期 : 3月~4月、9月

長く湾曲したくちばしを持つ日本最大級のシギ

チドリ目シギ科ダイシャクシギ属に属する大型のシギで、日本に渡来するシギの中ではダイシャクシギと並んで最大級です。和名の「焙烙(ほうろく)」は長く伸びた首が焙烙の取っ手に似ていることに由来します。長い脚と体の3分の1を占める長く下に湾曲したくちばしが特徴で、この長いくちばしを使って干潟の深い穴の中の獲物を巧みに捕らえます。環境省レッドリストでは絶滅危惧II類に指定されており、干潟環境の減少が脅威となっています。

  • 分類
  • 英名
    Far Eastern Curlew
  • 大きさ
    全長約63cm
  • 羽の色
    全身が褐色の細かいまだら模様で覆われています。腰は白くなく薄茶色で、翼の下面にも縞模様が入ります。ダイシャクシギに似ていますが、全体的に暖かみのある褐色で、腰や翼下面の色で区別できます。くちばしは非常に長く下方に湾曲しており、黒褐色です。脚は灰青色で長いです。
  • 寿命
    野生下で約10-15年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定

シベリアやカムチャツカ、中国東北部で繁殖し、冬期にはフィリピンや台湾、オーストラリアなどで越冬します。日本には旅鳥として春と秋の渡りの途中で渡来しますが、西日本では少数の個体が越冬します。

ホウロクシギの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

広い干潟、河口部、水田、草地などに飛来します。特に大規模な干潟環境を好み、非繁殖期には数百羽の群れを形成することもあります。

  • 行動・習性

    干潟の広い範囲を歩き回りながら、長く湾曲したくちばしを泥の深くに差し込んで獲物を探します。オスは繁殖地で地上10〜15mほどでフライトディスプレイを行います。繁殖地では2〜3つがいがコロニー状に集まりますが、それぞれ縄張りを持ちます。

  • さえずり

    「ピーヨ、ピーヨ」「ホイ、ホイ」と大きな声で鳴き、飛び立つときには必ず鳴きます。遠くでは「ホーウィー」と聞こえます。ダイシャクシギよりも鳴き声のトーンが低いのが特徴です。

干潟でカニなどの甲殻類やゴカイ類、昆虫類などを長いくちばしで泥の深くから探り出して食べます。水田や草地でも採餌します。

繁殖地ではピート湿原やヨシ原、湿地草原などに営巣します。繁殖期は5〜7月で、草で内張りした巣に4個の卵を産みます。日本では繁殖しません。

学名
Numenius madagascariensis
英名
Far Eastern Curlew
渡り区分
旅鳥(西日本では一部が越冬)
分布
シベリアやカムチャツカ、中国東北部で繁殖し、冬期にはフィリピンや台湾、オーストラリアなどで越冬します。日本には旅鳥として春と秋の渡りの途中で渡来しますが、西日本では少数の個体が越冬します。
生息地
大きさ
全長約63cm
寿命
野生下で約10-15年
珍しさ
めったに見られない
春と秋の渡りの時期に大規模な干潟を訪れると観察できる可能性があります。佐賀県東よか干潟や三番瀬などが有名なポイントです。独特のよく響く鳴き声で遠くからでも存在がわかります。ダイシャクシギとの混群にも注目しましょう。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合