フクロウ [梟]
Strix uralensis
「ホッホー」と鳴く夜の森の賢者
日本でよく見られる中型のフクロウで、顔は平たく丸みを帯び、全体的に灰褐色をしています。耳羽(角のような突起)はありません。「ホッホー」という低く落ち着いた声で鳴きます。夜行性で、森林に生息し、主にネズミなどの小型哺乳類を捕食します。
動画
この動画ではフクロウの自然な行動や鳴き声を観察できます。
-
分類
-
英名Ural Owl
-
大きさ全長約50cm
-
体重700g
-
羽の色全体的に灰褐色で、腹部には暗褐色の縦斑があります。顔盤(顔の円盤状の部分)は平たく淡色で、黒い眼が特徴的です。耳羽はなく、頭部は丸みがあります。くちばしは黄色で短く、脚は羽毛で覆われています。オスとメスの外見差は少ないですが、メスの方がやや大きいです。
茶白 -
寿命野生下で約15-20年
-
保全状況国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「軽度懸念(LC)」に分類
北海道から九州まで日本全国に分布する留鳥です。ユーラシア大陸北部にも広く分布しています。
平地から山地の森林に生息します。特に古い大木のある成熟した森林を好みます。
-
行動・習性
主に夜間に活動し、日中は樹洞や枝の間で休息します。静かに飛翔し、獲物に忍び寄って捕らえます。優れた聴覚と視力を持ち、暗闇でも効率的に狩りができます。同じ地域に長く留まり、縄張りを持ちます。
-
さえずり
「ホッホー」「コホコホ」という低く落ち着いた声で鳴きます。繁殖期の夜間によく鳴きます。また、ヒナは「キー、キー」という甲高い声で鳴きます。
主にネズミなどの小型哺乳類を食べますが、鳥類、両生類、爬虫類、大型昆虫なども捕食します。
2〜5月頃に繁殖します。樹洞や他の鳥の古巣を利用して産卵し、ほとんど巣材は使いません。白色の卵を2〜4個産み、メスが主に抱卵し、オスが餌を運びます。ヒナは約1ヶ月で巣立ちますが、その後もしばらく親鳥の世話を受けます。