バン [鷭]
Gallinula chloropus
赤い額板を持つ水辺の住人
全身が黒っぽく、くちばしと額に赤い「額板」を持つ中型の水鳥です。足も細長く赤いのが特徴です。水辺の草むらに生息し、水中を泳いだり、水草の上を歩いたりする姿がよく見られます。「クェッ、クェッ」という声で鳴きます。
動画
この動画ではバンの自然な行動や鳴き声を観察できます。
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分類
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英名Common Moorhen
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大きさ全長約33cm
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体重350g
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羽の色全身が暗灰色から黒色で、背は茶褐色を帯びています。最大の特徴はくちばしの基部から額にかけての赤い「額板」と、同じく赤い足です。足の指は長く、水草の上を歩くのに適しています。尾は短く、上下に振ります。
黒茶 -
寿命野生下で約8-10年
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保全状況国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「軽度懸念(LC)」に分類
北海道南部から沖縄まで日本全国に分布する留鳥または漂鳥です。世界的にも広く分布しています。
湖沼、池、河川、水路など、抽水植物が茂る水辺環境に生息します。
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行動・習性
水面を泳いだり、水草の上を歩いたりすることができます。泳ぐときには頭を前後に振る特徴的な動きをします。警戒心は強いですが、人になれると比較的近くでも観察できることがあります。縄張り意識が強く、特に繁殖期には同種や他種を激しく追い払います。
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さえずり
「クェッ、クェッ」「クイッ、クイッ」という声で鳴きます。また、急に驚いたときには「キャッ」という鋭い声も出します。
水生植物、水生昆虫、小魚、貝類、両生類などを食べる雑食性です。
4〜8月頃に繁殖します。水辺の草むらや抽水植物の間に枯れ草などで皿状の巣を作り、茶色の斑点がある卵を6〜10個産みます。両親で抱卵と給餌を行います。雛は孵化後すぐに巣を離れて泳ぎ、親鳥について行動します。