トビ [鳶]
Milvus migrans
空を漂う優雅な姿の猛禽類
全体的に暗褐色で、尾が浅く切れ込んだV字形なのが特徴的な大型の猛禽類です。都市部や海岸でもよく見られ、上昇気流を利用して旋回しながら飛ぶ姿が印象的です。「ピーヒョロロ」と甲高い声で鳴きます。日本では最も普通に見られる猛禽類の一つです。
動画
この動画ではトビの自然な行動や鳴き声を観察できます。
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分類
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英名Black Kite
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大きさ全長約60cm
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体重800g
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羽の色全体的に暗褐色で、頭部はやや淡色です。翼は長く幅広く、尾はV字形に浅く切れ込んでいます。くちばしは黄色で先端が黒く、足も黄色です。飛翔時の姿勢は翼を浅く曲げ、手首を前に突き出したような形になります。
茶黒 -
寿命野生下で約10-15年
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保全状況国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「軽度懸念(LC)」に分類
北海道から沖縄まで日本全国に分布する留鳥です。世界的にも広く分布しています。
山地から海岸、都市部までさまざまな環境に生息します。
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行動・習性
上昇気流を利用して旋回しながら飛ぶことが多く、あまり羽ばたかずに長時間滑空できます。腐肉や魚なども食べる清掃者(スカベンジャー)としての役割も持ちます。海岸や漁港では漁船の周りを飛び、魚の切れ端などを求めることもあります。
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さえずり
「ピーヒョロロ」「ヒィーヒィー」という甲高い声で鳴きます。特に繁殖期に頻繁に鳴きます。
魚類、小型哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫など様々な動物を捕食します。また、動物の死骸や人間の出す食べ物の残りなども採食します。
3〜6月頃に繁殖します。高木の上や崖の上に枝を集めた大きな皿状の巣を作り、白色に褐色の斑点がある卵を2〜3個産みます。両親で抱卵と給餌を行います。