カッコウ [郭公]
Cuculus canorus
托卵で有名な夏の使者
「カッコウ、カッコウ」と鳴く夏鳥で、托卵(他の鳥の巣に卵を産みつける)習性で知られています。体は灰色で、下面には横縞があります。オスの特徴的な鳴き声は初夏の風物詩となっています。姿を見ることは少なく、声で存在を確認することが多い鳥です。
動画
この動画ではカッコウの自然な行動や鳴き声を観察できます。
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分類
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英名Common Cuckoo
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大きさ全長約33cm
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体重130g
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羽の色オスは頭部から背中にかけて灰色で、腹部は白地に黒い横縞模様があります。メスには灰色型と赤褐色型があります。尾は長く、翼は尖っており、全体的にハト大の大きさです。
灰白 -
寿命野生下で約6-8年
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保全状況国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「軽度懸念(LC)」に分類
夏鳥として北海道から九州まで日本全国に渡来します。冬季はアフリカ南部や東南アジアで越冬します。
平地から山地の森林、農耕地周辺、河川敷など様々な環境に生息します。
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行動・習性
托卵習性があり、主にオオヨシキリやモズなど特定の鳥の巣に卵を産みつけます。孵化したヒナは宿主の卵やヒナを巣から押し出します。木の上からさえずることが多く、飛翔時にはハヤブサに似た姿勢をとります。
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さえずり
オスは「カッコウ、カッコウ」と澄んだ声で鳴きます。メスは「キキキキ」という笑うような声で鳴きます。
主に毛虫などの大型昆虫を食べます。特に他の鳥が避ける有毒な毛虫も食べることができます。
5〜7月頃に繁殖(托卵)します。メスは宿主の巣から卵を1個取り除き、代わりに自分の卵を1個産みつけます。カッコウの卵は宿主の卵に似た色や模様になるよう進化しています。