この鳥を実際に観察できた場合に押してください(1日1回まで)

0 人がこの鳥を見つけています
レンカク科

レンカク [蓮角]

Hydrophasianus chirurgus

大きさ : 全長約43cm
観察時期 : 2月、5月~10月

蓮の葉の上を歩く熱帯の水辺の妖精

チドリ目レンカク科に属する水鳥で、和名の「蓮鶴」が示すとおり蓮の葉の上を軽やかに歩く姿が印象的です。非常に長い足指と爪を持ち、体重を分散させることで水面に浮かぶ水生植物の上を歩行できます。夏羽と冬羽で大きく外見が変化し、夏羽では長い尾羽が伸びて華やかな装いになります。一妻多夫の繁殖習性を持ち、オスが抱卵から子育てまでを一手に担う「イクメン鳥」としても知られています。レンカク科の中で唯一渡りをする種です。日本では迷鳥として稀に記録される珍鳥ですが、南西諸島ではほぼ毎年の渡来が確認されています。

  • 分類
  • 英名
    Pheasant-tailed Jacana
  • 大きさ
    全長約43cm
  • 羽の色
    夏羽では頭部と喉、翼の大部分が白く、首の後ろに黒い縁取りのある黄金色のたてがみ状の羽毛があります。体の背面と下胸・腹は黒褐色で、翼先端は黒色です。尾羽は黒褐色で非常に長く伸びます。冬羽では尾が短くなり、頭上は栗色、背面は褐色、腹は白くなります。目を貫いて胸まで走る黒い帯が特徴的です。足指が極端に長く、嘴は細くまっすぐです。メスはオスよりやや大きく、羽色がやや明るい傾向があります。
  • 寿命
    野生下で約6-10年
  • 保全状況
    指定なし

インド、中国南部、台湾、東南アジア、フィリピンなどで繁殖し、北方の個体はインドネシアやマレーシアなどに渡って越冬します。日本には迷鳥として本州、四国、九州、南西諸島でまれに記録され、南西諸島ではほぼ毎年渡来しています。夏から秋の記録が多いですが、越冬例もあります。

レンカクの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

蓮やスイレンなどの浮葉植物が茂る湖沼や湿地、池などの淡水域に生息しています。水草の豊富な浅い湖沼を特に好みます。

  • 行動・習性

    長い足指を広げて蓮やスイレンの葉の上を軽やかに歩き回り、餌を探します。飛翔力が強く、レンカク科では唯一渡りを行う種です。一妻多夫の繁殖習性を持ち、メスは複数のオスと番いを形成し、オスが抱卵と育雛を全て担います。雛は早成性で孵化後すぐに動くことができます。オスは危険が迫ると雛を翼の内側に挟んで運搬することができます。

  • さえずり

    飛翔中や警戒時に「ビービー」「ピーピー」と高い声で鳴きます。繁殖地では縄張り争いの際に盛んに鳴き声を発します。

水面や浮草の上にいる昆虫を主に食べます。また水中のカエル、小魚、貝類、甲殻類などの無脊椎動物も捕食します。植物の種子なども食べる雑食性です。

繁殖期は地域により異なり、雨季の始まりに合わせることが多いです(中国北京では6〜8月)。一妻多夫で繁殖し、水上の浮葉植物の上に水草を薄く積み重ねた皿形の巣をオスが作ります。1巣卵数は4個で、抱卵は全てオスが行い、約26日で孵化します。メスは1つの巣に産卵すると次のオスを探し、繁殖期を通して7〜10の巣に産卵します。雛は早成性の離巣性で、オスのみが世話をします。

学名
Hydrophasianus chirurgus
英名
Pheasant-tailed Jacana
渡り区分
迷鳥(南西諸島ではほぼ毎年渡来)
分布
インド、中国南部、台湾、東南アジア、フィリピンなどで繁殖し、北方の個体はインドネシアやマレーシアなどに渡って越冬します。日本には迷鳥として本州、四国、九州、南西諸島でまれに記録され、南西諸島ではほぼ毎年渡来しています。夏から秋の記録が多いですが、越冬例もあります。
生息地
大きさ
全長約43cm
寿命
野生下で約6-10年
珍しさ
めったに見られない
日本では非常に稀な迷鳥で、観察には幸運が必要です。主に夏から秋にかけての記録が多く、蓮池や水草の豊富な湿地を中心に探しましょう。南西諸島、特に石垣島ではほぼ毎年渡来記録があります。夏羽の個体は長い尾羽と白い翼が目立ち、蓮の葉の上を歩く独特の姿ですぐに識別できます。冬羽の場合は尾が短く印象が異なるため、過眼線から胸に至る黒い帯に注目してください。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
※最も観察数が多い月を100とした場合の割合