この鳥を実際に観察できた場合に押してください(1日1回まで)

0 人がこの鳥を見つけています
サギ科

ヨシゴイ [葦五位]

Ixobrychus sinensis

大きさ : 全長約37cm
観察時期 : 6月~7月

ヨシ原に潜む日本最小のサギ

ヨシゴイは、ペリカン目サギ科ヨシゴイ属に分類される夏鳥で、日本で見られるサギの仲間の中で最も小さい種です。名前の通りヨシ原を好んで生息し、危険を感じると頸部を伸ばして上を向き、体を左右に揺らしてヨシに擬態する習性が知られています。その独特な姿から「ヨシ原の忍者」とも呼ばれ、SNSでは「おじさん」や「ショウガの妖精」などの愛称でも親しまれています。開発によるヨシ原の減少で個体数が減っており、環境省レッドリストでは準絶滅危惧に指定されています。

  • 分類
  • 英名
    Yellow Bittern
  • 大きさ
    全長約37cm
  • 羽の色
    上面は褐色、下面は淡黄色の羽毛に覆われます。小雨覆や中雨覆、大雨覆は淡褐色で、初列雨覆や風切羽は黒いです。虹彩は黄色で、嘴はオレンジがかった黄色です。オスは額から頭頂にかけて青みがかった黒い羽毛に覆われ、頸部から胸部に不鮮明な縦縞が1本入ります。メスは額から頭頂が赤褐色で、頸部から胸部に5本の縦縞が入ります。幼鳥は全身に褐色の縦縞があり、下面が白いです。
  • 寿命
    野生下で約5-8年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「準絶滅危惧(NT)」に指定

インドから東南アジア、中国北東部にかけて広く分布します。日本には主に九州以北に夏鳥として飛来しますが、本州中部以南では越冬する個体も観察されています。

ヨシゴイの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

湿原、湖沼、池、水田などのヨシ原に生息します。ガマやマコモが混在するヨシ原を特に好みます。薄明薄暮性で、開けた場所にはあまり現れません。

  • 行動・習性

    単独またはペアで生活し、薄明薄暮性の傾向があります。ヨシ原を低空飛行しながら餌を探し、水辺や植物の茎の間で獲物を待ち伏せして、通りかかった獲物を頸部を伸ばして素早く捕食します。危険を感じると頸部を上に伸ばして静止し、下面の斑紋がヨシの茎に紛れる擬態を行います。ハスの葉の上を軽快に渡り歩くこともあります。

  • さえずり

    繁殖期には「ウーウーウー」と低い声で連続して鳴きます。飛翔時に「ゴァッ」という声を出すこともあります。

動物食で、魚類、両生類、昆虫、甲殻類などを食べます。

繁殖期は5月〜8月です。ヨシの茎や葉を束ねた皿状の巣を作り、3〜7個の卵を産みます。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は17〜20日です。雛は孵化後約15日で巣立ちます。

学名
Ixobrychus sinensis
英名
Yellow Bittern
渡り区分
夏鳥(本州中部以南では一部が越冬)
分布
インドから東南アジア、中国北東部にかけて広く分布します。日本には主に九州以北に夏鳥として飛来しますが、本州中部以南では越冬する個体も観察されています。
生息地
大きさ
全長約37cm
寿命
野生下で約5-8年
珍しさ
めったに見られない
初夏の繁殖期が最も観察しやすい時期です。堤防の上などヨシ原を広く見渡せる場所から、ヨシ原すれすれを飛ぶ姿を探しましょう。ヨシ原の中に低木があれば、そこに止まることもあります。警戒心が非常に強く、一度隠れるとなかなか出てきません。千葉県の北印旛沼や手賀沼、埼玉県の伊佐沼などが有名な観察地です。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
※最も観察数が多い月を100とした場合の割合