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カモ科

ヨシガモ [葦鴨]

Mareca falcata

大きさ : 全長約48cm
観察時期 : 11月~3月

ナポレオンハットを被った美しいカモ

ヨシガモは、カモ目カモ科ヨシガモ属に分類される冬鳥です。オスの繁殖羽は非常に美しく、光の加減で緑色に輝く頭部が特徴的です。後頭部から伸びた房状の羽がナポレオンの帽子のように見えることから、バードウォッチャーの間では「ナポレオンハット」の愛称で親しまれています。この緑色は構造色と呼ばれ、羽自体に色がついているわけではなく、光の反射によって見える色です。そのため、曇りの日にはオスの頭部が黒っぽく見えるという面白い特徴があります。

  • 分類
  • 英名
    Falcated Duck
  • 大きさ
    全長約48cm
  • 羽の色
    繁殖羽のオスは額から後頭にかけて赤紫色、目から後頭にかけて緑色の羽毛に覆われます。喉は白または淡黄色で、黒い首輪状の斑紋が入ります。三列風切は長く鎌状に湾曲し、黒色で羽縁が白いです。下尾筒は黒く、側面に三角形の黄色い斑紋があります。メスやエクリプスのオスは全身が褐色で黒褐色の斑紋が入ります。嘴は全体が黒色です。翼鏡は緑色の光沢があります。
  • 寿命
    野生下で約5-10年
  • 保全状況
    指定なし

ユーラシア大陸東部のバイカル、ウスリー、シベリアなどで繁殖し、冬季に中国南部や東南アジアへ南下して越冬します。日本では主に本州、四国、九州に冬鳥として飛来します。北海道の北部や東部では少数が繁殖します。

ヨシガモの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

河川、湖沼、干潟などの水辺に生息します。冬季には内湾にも飛来し、淡水域を中心に開けた水面で群れを作って過ごします。

  • 行動・習性

    淡水ガモの仲間で、水面に嘴をつけて餌を探したり、逆立ち採餌で水中の食物を採取したりします。オオバンが潜水して持ち上げた水草を横取りする行動も観察されています。他のカモ類と混群を形成して越冬することが多いです。

  • さえずり

    オスは「ホーィ、ホーィ」と小さく柔らかい声で鳴きますが、あまり頻繁には鳴きません。メスは他のカモ類と同様に「グァッグァッ」という声を出します。

主に植物食で、イネ科植物の種子、水草、穀類、海藻などを食べます。

繁殖期は6月〜8月です。水辺の茂みに枯れ草を組み合わせた巣を作り、6〜9個の卵を産みます。メスのみが抱卵し、抱卵期間は24〜25日です。

学名
Mareca falcata
英名
Falcated Duck
渡り区分
冬鳥(北海道では少数が繁殖する留鳥
分布
ユーラシア大陸東部のバイカル、ウスリー、シベリアなどで繁殖し、冬季に中国南部や東南アジアへ南下して越冬します。日本では主に本州、四国、九州に冬鳥として飛来します。北海道の北部や東部では少数が繁殖します。
生息地
大きさ
全長約48cm
寿命
野生下で約5-10年
珍しさ
ときどき見かける
冬の湖沼や河川で、他のカモ類の群れの中を探してみましょう。オスのナポレオンハットと緑色に輝く頭は晴れた日に特に目立ちます。曇天時は頭部が暗く見えるため、三列風切の湾曲した形状や下尾筒の黄色い斑紋に注目すると識別しやすくなります。茨城県や滋賀県の湖沼に比較的多く飛来します。
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