ユキホオジロ [雪頬白]
Plectrophenax nivalis
北極圏からやって来る雪のような白い小鳥
ユキホオジロは、スズメ目ホオジロ科に属する小鳥で、その名の通り雪のように白い羽毛が特徴です。北極圏のツンドラ地帯で繁殖し、冬季にはより南の地域へ渡ってきます。日本には冬鳥として主に北海道道東に渡来しますが、数は多くありません。群れで行動することが多く、渡りの時期には数百羽の大群になることもあります。雪原や海岸の砂浜を背景に群れで舞い飛ぶ姿は、まさに雪の精のようで、出会えたバードウォッチャーに深い感動を与えてくれる鳥です。
-
分類
-
英名Snow Bunting
-
大きさ全長約17cm
-
羽の色
-
寿命野生下で約3-5年
-
保全状況指定なし
ユーラシア大陸から北アメリカ、グリーンランドの北極圏で繁殖し、冬季はユーラシア大陸の中緯度地帯と北アメリカ中部に渡ります。日本へは主に北海道道東に冬鳥として渡来し、本州北部の日本海側でも少数が観察されます。
海岸線の砂浜、河川敷、草原、農耕地など、開けた環境に現れます。繁殖地では北極圏のツンドラ地帯の岩場や地上に生息します。
-
行動・習性
群れで行動することが多く、地上を歩きながら餌を探します。飛翔時には翼の白い部分が目立ち、群れが一斉に飛び立つと雪が舞い上がるように見えます。渡りの時期には数百〜数千羽の大群を形成することもあります。
-
さえずり
繁殖地では高くさわやかな声で「ティリリリ」とさえずります。地鳴きは「ツィッ」「プリッ」という短い声です。日本で聞く機会は限られています。
繁殖期には昆虫やクモなどの小動物を主食とします。越冬期には植物の種子や穀物を中心に食べ、海岸ではハマニンニクなどの海浜植物の種子も採食します。
繁殖地の北極圏では、ツンドラ地帯の地上や岩の隙間に植物の繊維や羽毛で巣を作ります。通常4〜7個の卵を産み、抱卵は主にメスが行います。ヒナは孵化後約2週間で巣立ちます。