ヤマムスメ [山娘]
Urocissa caerulea
赤と青のコントラストが美しい台湾の国鳥
ヤマムスメは、スズメ目カラス科に属する台湾固有種の鳥で、台湾で実施された国鳥を選ぶネット投票で2位に大差をつけて1位に選ばれた台湾のシンボル的な存在です。中国語では「臺灣藍鵲(タイワンアオカササギ)」と呼ばれ、その名の通りカササギの仲間です。鮮やかな青い体と真紅のくちばし、そして長く優雅な尾羽という華やかな姿から、「山娘」という美しい和名がつけられました。カラス科ならではの高い知能を持ち、群れで協力して子育てをする社会性の高い鳥でもあります。
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分類
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英名Taiwan Blue Magpie
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大きさ全長約65cm
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羽の色
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寿命野生下で約10-15年
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保全状況指定なし
台湾島および周辺諸島にのみ分布する台湾固有種です。
台湾の標高300〜1,200メートルの低山帯の広葉樹林に生息します。台北などの都市周縁の緑地や公園でも見かけることがあり、人の生活圏にも適応しています。
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行動・習性
群れで行動することが多く、数羽から十数羽の家族群で行動します。地上での採食が多く見られ、獲物を見つけると地面に保管し葉で覆い隠す貯食行動も行います。長い尾をひらひらさせて飛ぶ姿が優雅です。
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さえずり
「ギャー、ギャー」と大きく鳴くほか、様々な種類の声を出します。カラス科の鳥らしく鳴き声のバリエーションが豊富です。
雑食性で、木の実、果実、昆虫類、カエル、トカゲ、ネズミ、ヘビ、鳥の卵やヒナ、腐肉、人間の食品廃棄物まで幅広く食べます。カラス科らしい旺盛な食欲を持っています。
高い木の枝に枯れ枝や枯れ葉、木の根などを集めてカップ型の巣を作ります。繁殖期は春から夏にかけてで、協同繁殖(ヘルパー制度)が見られ、前年に生まれた若鳥が子育てを手伝うことがあります。