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ヤツガシラ科

ヤツガシラ [戴勝]

Upupa epops

大きさ : 全長約28cm
観察時期 : 3月

扇のような冠羽が印象的な異国の珍客

ヤツガシラは、サイチョウ目ヤツガシラ科に属する独特な姿の鳥で、興奮すると扇のように広がる大きな冠羽が最大の特徴です。日本では旅鳥または迷鳥として不定期に各地に飛来し、その希少性と印象的な外見からバードウォッチャーの間で非常に人気があります。イスラエルの国鳥にも選ばれており、古代エジプトのヒエログリフにも描かれるなど、世界的に親しまれている鳥です。英名の「Hoopoe」は鳴き声の「ポポポ」に由来しています。

  • 分類
  • 英名
    Eurasian Hoopoe
  • 大きさ
    全長約28cm
  • 羽の色
    頭部と上背、胸は橙褐色で、頭には2列の長い冠羽があり、先端は黒色です。冠羽は普段は後方に倒れていますが、警戒時や着地時に扇状に広がります。翼と尾は黒褐色と白色の太い横縞模様で、下腹は白色で脇に黒褐色の縦斑があります。くちばしは黒く細長い下方に湾曲した形状です。雌雄同色です。
  • 寿命
    野生下で約10年
  • 保全状況
    指定なし

ヨーロッパ南部・中部からアフリカ、南アジア、東南アジア、中国、ロシア沿海州にかけて広く分布します。北方の個体は冬季に南方へ渡ります。日本には旅鳥として主に春と秋に不定期に飛来し、長野県や広島県で過去に繁殖例があります。

ヤツガシラの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

開けた農耕地、芝生のある公園、草地、疎林など見通しの良い環境を好みます。日本では渡りの途中に立ち寄るため、海岸近くの公園や河川敷で見られることがあります。

  • 行動・習性

    主に単独で行動し、地上を歩きながら採餌します。長いくちばしを土中に差し込んで獲物を探し出す姿が特徴的です。捕まえた獲物を空中に放り投げて飲み込む習性があります。日光浴や砂浴びを好み、飛翔時には翼の白黒縞模様がよく目立ちます。

  • さえずり

    繁殖期には「ポポポ、ポポポ」「ポッポッポッ」と低く柔らかい声でさえずります。ツツドリの声に似ていますがそれより低く優しい音で、鳴く際には喉を膨らませながら頭を上下に動かします。歩きながら「クー、クー、クー」と低い声で鳴くこともあり、警戒時には「ニャー」と鳴きます。

動物食で、ミミズ、ケラ、甲虫の幼虫などの地中の昆虫を主に食べます。トカゲなどの小型爬虫類や両生類を食べることもあります。朽ち木や獣糞からコガネムシやゴミムシなどの餌を取ることもあります。

繁殖期は4月〜8月で、年に1〜2回繁殖します。樹洞や壁の穴、人家の屋根裏などに営巣し、5〜8個の卵を産みます。メスが15〜18日間抱卵し、その間オスが餌を運びます。雛は孵化後約1か月で巣立ちます。日本国内での繁殖は極めてまれです。

学名
Upupa epops
英名
Eurasian Hoopoe
渡り区分
旅鳥(まれな渡来で迷鳥的)
分布
ヨーロッパ南部・中部からアフリカ、南アジア、東南アジア、中国、ロシア沿海州にかけて広く分布します。北方の個体は冬季に南方へ渡ります。日本には旅鳥として主に春と秋に不定期に飛来し、長野県や広島県で過去に繁殖例があります。
生息地
大きさ
全長約28cm
寿命
野生下で約10年
珍しさ
めったに見られない
日本では不定期の飛来のため、SNSや野鳥情報サイトでの目撃情報が頼りになります。芝生の広がる公園や河川敷など開けた場所で地上を歩いている姿を探します。南西諸島では春に毎年通過記録があり、比較的遭遇の可能性が高いです。橙褐色の体と白黒の翼の縞模様は遠くからでも識別可能です。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合