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ヤイロチョウ科

ヤイロチョウ [八色鳥]

Pitta nympha

大きさ : 全長約18cm
観察時期 : 6月~7月

八つの色をまとう森の宝石

ヤイロチョウは、スズメ目ヤイロチョウ科に属する色彩豊かな鳥で、「八色鳥」の名の通り体に鮮やかな複数の色をちりばめた美しい姿をしています。「森の宝石」とも呼ばれ、バードウォッチャーの憧れの鳥です。夏鳥として本州中部以南の森林に渡来しますが、日本全国での生息数は非常に少なく、環境省のレッドリストで絶滅危惧IB類に指定されています。高知県の県鳥でもあり、生息地の森林保全活動が進められています。

  • 分類
  • 英名
    Fairy Pitta
  • 大きさ
    全長約18cm
  • 羽の色
    頭部は黒色、褐色、黄色の縞模様で、背と翼の上面は光沢のある緑色です。胸から脇は淡黄色、腹部から下尾筒は鮮やかな赤色、腰は美しい青色です。尾羽は短く先端が黒色で、初列風切の基部に白い斑があります。くちばしは黒くやや太く、脚は桃赤色で長めです。雌雄同色です。
  • 寿命
    野生下で約3-5年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「絶滅危惧IB類(EN)」に指定

夏鳥として本州中部以南(主に四国・九州)に5月頃渡来し、冬季は中国南部やボルネオ島などの東南アジアで越冬します。日本は分布の北限にあたり、繁殖が確認されている地域はごく限られています。

ヤイロチョウの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

高木からなる常緑広葉樹林に生息し、特に日光が樹冠に遮られて薄暗く、腐葉土が厚く積もった湿った林床を好みます。

  • 行動・習性

    地上を歩き回りながら採餌する地上性の強い鳥です。長い脚で林床をゆっくり歩き、落ち葉の下やくちばし・足を使ってミミズや昆虫を探し出します。非常に警戒心が強く、人が近づくとすぐに飛び去ります。繁殖期には樹上でさえずりますが、普段は林床にいることが多いです。

  • さえずり

    繁殖期には「ホホヘン、ホホヘン」と聞こえる二音節の独特なさえずりを樹上で繰り返します。静かな森林では遠くまで響く声ですが、警戒心が強いため声は聞こえても姿を見ることは困難です。

動物食で、ミミズが主食です。特に育雛期の餌の約90%をミミズが占めます。そのほか昆虫類、ムカデ、甲殻類なども食べ、時には小さなヘビの子を捕食することもあります。

繁殖期は5月〜7月です。林床の下生えのない場所や高木の枝又などに、木の枝や葉、コケを組み合わせた直径約20cmのドーム状の巣を作ります。1回に3〜6個の卵を産み、雌雄交代で抱卵しますが主にメスが担います。抱卵期間は約15日で、雛は約15日で巣立ちます。巣立ち後も親と一緒に過ごし、10月頃に越冬地へ渡ります。

学名
Pitta nympha
英名
Fairy Pitta
渡り区分
分布
夏鳥として本州中部以南(主に四国・九州)に5月頃渡来し、冬季は中国南部やボルネオ島などの東南アジアで越冬します。日本は分布の北限にあたり、繁殖が確認されている地域はごく限られています。
生息地
大きさ
全長約18cm
寿命
野生下で約3-5年
珍しさ
めったに見られない
日本での観察は極めて難しい鳥です。高知県四万十川流域や大分県、兵庫県の特定の森林で繁殖記録があります。さえずりの「ホホヘン」を手がかりに探しますが、繁殖期の森林にむやみに入らないよう配慮が大切です。梅雨時期が繁殖のピークにあたります。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合