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ムシクイ科

メボソムシクイ [目細虫喰]

Phylloscopus xanthodryas

大きさ : 全長約13cm
観察時期 : 5月~10月

亜高山帯で「銭取り」と鳴く小さな旅人

メボソムシクイは、スズメ目ムシクイ科に属する小鳥で、日本の亜高山帯を代表する夏鳥の一つです。かつてはユーラシア大陸に広く分布する種とされていましたが、さえずりの違いに注目したバードウォッチャーの気づきをきっかけに研究が進み、DNA解析によって本種、オオムシクイ、コムシクイの3種に分割されました。「ゼニトリ、ゼニトリ」と聞こえるさえずりは、一度覚えると忘れがたい印象的な声です。

  • 分類
  • 英名
    Japanese Leaf Warbler
  • 大きさ
    全長約13cm
  • 羽の色
    雌雄同色で、上面は褐色味のある暗い緑色です。腹部は白く、体側面は黄色味を帯びています。眉斑は細長く明瞭な黄白色で、和名の「目細」の由来になっています。くちばしは上が黒く、下が橙色です。オオムシクイやコムシクイと外見が酷似しており、野外での識別はさえずりが最も確実な手がかりです。
  • 寿命
    野生下で約3-5年
  • 保全状況
    指定なし

日本(本州・四国・九州)で繁殖し、冬季は中国南部、台湾、フィリピン、インドネシアなどで越冬します。日本固有の繁殖種で、中部山岳の亜高山帯では生息密度の高い鳥です。

メボソムシクイの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

本州・四国・九州の亜高山帯の針葉樹林や混交林に生息します。標高1500メートル以上の高山帯の樹林を好み、渡りの時期には低山や市街地の公園でも見られることがあります。

  • 行動・習性

    樹上を活発に動き回り、葉の間を素早く移動しながら昆虫を探します。木の枝先や葉裏を丹念に調べ、ホバリングしながら葉の裏の虫を捕まえることもあります。繁殖期には縄張り内で盛んにさえずります。

  • さえずり

    「ゼニトリ、ゼニトリ、ゼニトリ」または「チョチョリ、チョチョリ」と聞こえる特徴的なさえずりを繰り返します。「銭取り」の聞きなしで知られています。地鳴きは「リュッ、リュッ」という短い声です。さえずりは全体的に音の高さが低く、4つの音がセットで間を空けずに繰り返されるのが特徴です。

主に昆虫食で、小型の昆虫やクモなどの節足動物を食べます。葉の表面や裏側についた虫を捕食し、飛んでいる虫を空中で捕まえることもあります。

繁殖期は6月〜8月です。地上や地上近くの苔や草の根元に、枯れ葉や苔を使ったドーム状の巣を作ります。1巣に5〜6個の卵を産み、メスが主に抱卵します。抱卵期間は約12〜14日で、雛は孵化後約12日で巣立ちます。

学名
Phylloscopus xanthodryas
英名
Japanese Leaf Warbler
渡り区分
分布
日本(本州・四国・九州)で繁殖し、冬季は中国南部、台湾、フィリピン、インドネシアなどで越冬します。日本固有の繁殖種で、中部山岳の亜高山帯では生息密度の高い鳥です。
生息地
大きさ
全長約13cm
寿命
野生下で約3-5年
珍しさ
ときどき見かける
亜高山帯の登山道沿いで「ゼニトリ、ゼニトリ」というさえずりを頼りに探すのが基本です。富士山五合目の奥庭や、北八ヶ岳の白駒池周辺が有名な観察地です。センダイムシクイやエゾムシクイと外見が似ているため、声での識別が重要です。急な斜面林の中を歩ける場所では、木の上の方を観察しやすくおすすめです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合