メボソムシクイ [目細虫喰]
Phylloscopus xanthodryas
亜高山帯で「銭取り」と鳴く小さな旅人
メボソムシクイは、スズメ目ムシクイ科に属する小鳥で、日本の亜高山帯を代表する夏鳥の一つです。かつてはユーラシア大陸に広く分布する種とされていましたが、さえずりの違いに注目したバードウォッチャーの気づきをきっかけに研究が進み、DNA解析によって本種、オオムシクイ、コムシクイの3種に分割されました。「ゼニトリ、ゼニトリ」と聞こえるさえずりは、一度覚えると忘れがたい印象的な声です。
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分類
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英名Japanese Leaf Warbler
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大きさ全長約13cm
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羽の色
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寿命野生下で約3-5年
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保全状況指定なし
日本(本州・四国・九州)で繁殖し、冬季は中国南部、台湾、フィリピン、インドネシアなどで越冬します。日本固有の繁殖種で、中部山岳の亜高山帯では生息密度の高い鳥です。
本州・四国・九州の亜高山帯の針葉樹林や混交林に生息します。標高1500メートル以上の高山帯の樹林を好み、渡りの時期には低山や市街地の公園でも見られることがあります。
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行動・習性
樹上を活発に動き回り、葉の間を素早く移動しながら昆虫を探します。木の枝先や葉裏を丹念に調べ、ホバリングしながら葉の裏の虫を捕まえることもあります。繁殖期には縄張り内で盛んにさえずります。
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さえずり
「ゼニトリ、ゼニトリ、ゼニトリ」または「チョチョリ、チョチョリ」と聞こえる特徴的なさえずりを繰り返します。「銭取り」の聞きなしで知られています。地鳴きは「リュッ、リュッ」という短い声です。さえずりは全体的に音の高さが低く、4つの音がセットで間を空けずに繰り返されるのが特徴です。
主に昆虫食で、小型の昆虫やクモなどの節足動物を食べます。葉の表面や裏側についた虫を捕食し、飛んでいる虫を空中で捕まえることもあります。
繁殖期は6月〜8月です。地上や地上近くの苔や草の根元に、枯れ葉や苔を使ったドーム状の巣を作ります。1巣に5〜6個の卵を産み、メスが主に抱卵します。抱卵期間は約12〜14日で、雛は孵化後約12日で巣立ちます。