ムラサキサギ [紫鷺]
Ardea purpurea
八重山に暮らす紫色の大型サギ
ムラサキサギは、ペリカン目サギ科アオサギ属に分類される大型のサギです。アオサギの近縁種で、日本では八重山列島に留鳥として生息する南方系の鳥です。和名の通り体に紫みを帯びた美しい羽色を持ち、学名の種小名「purpurea」も「紫の」を意味しています。群れを作らず単独で行動する孤高の存在で、薄明薄暮性のため夕方や早朝に活動が活発になります。本州では大陸から迷行してきた個体がまれに観察される程度で、八重山列島を訪れるバードウォッチャーの楽しみの一つとなっています。
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分類
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英名Purple Heron
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大きさ全長約79cm
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羽の色
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寿命野生下で約15-25年
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保全状況指定なし
ユーラシア大陸やアフリカ大陸に広く分布します。日本では亜種ムラサキサギが八重山列島(石垣島、西表島、小浜島など)に周年生息する留鳥ですが個体数は少ないです。本州では、春・秋の渡りの時期に大陸から迷行してきた個体がごくまれに西日本で観察されることがあります。
河川、池沼、湿原、干潟、マングローブ林、水田などの水辺に生息します。ヨシ原を好み、農耕地や牧場にも現れます。
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行動・習性
群れを形成せず単独で行動します。薄明薄暮性で、夕方や早朝に活動が活発になります。警戒心が強く、人が近づくとすぐに飛び去ることが多いですが、農耕地では比較的距離が近くても歩いて逃げる程度のこともあります。水辺でじっと立って獲物を待ち伏せする狩りのスタイルです。
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さえずり
普段はあまり鳴きませんが、飛び立つ時や着地する時に「ギイ」「グワワワア」と低い声で鳴きます。繁殖期にはより頻繁に鳴くことがあります。
動物食で、魚類、両生類(カエルなど)、小型爬虫類、小型の鳥類や哺乳類、甲殻類、昆虫などを幅広く食べます。水辺で待ち伏せして長いくちばしで素早く捕らえます。
繁殖期は5月〜8月で、一夫一妻で繁殖します。水辺近くのヨシ原の地上に枯れヨシや小枝を積み上げて皿形の巣を作ります。オスが巣場所を選び、雌雄共同で巣を作ります。1巣卵数は4〜5個で、雌雄交替で25〜30日間抱卵します。雛は孵化後8〜10日で巣の周りのヨシなどに登れるようになり、55〜65日で独立します。