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チドリ科

ムナグロ [胸黒]

Pluvialis fulva

大きさ : 全長約24cm
観察時期 : 4月~5月、8月~10月

胸の黒が美しい長距離飛行の達人

ムナグロは、チドリ目チドリ科に属する中型のチドリで、夏羽の胸から腹にかけての黒色が和名の由来です。シベリアやアラスカのツンドラ地帯で繁殖し、長距離の渡りを行うことで知られています。アラスカからハワイまでの約4800kmをノンストップで飛び続ける能力を持ち、この渡りは約12万年前から続いているとされます。渡りの前には体重が倍にもなるほど食い溜めをする健啖家です。日本では春秋の田植えや稲刈りの時期に水田で見られ、農耕の季節と深く関わる野鳥です。

  • 分類
  • 英名
    Pacific Golden Plover
  • 大きさ
    全長約24cm
  • 羽の色
    夏羽は顔から胸、腹にかけて黒く、額から体側面にかけて白い帯状の模様で縁取られます。体上面は黄褐色と黒褐色の斑模様で、背面に金色がかった光沢があります。冬羽は体下面の黒色が薄れ、顔から胸が褐色、腹は汚白色になります。くちばしは黒色で、脚は灰色がかった黒色です。雌雄同色です。
  • 寿命
    野生下で約10-15年
  • 保全状況
    指定なし

シベリア北部一帯やアラスカ西部のツンドラ地帯で繁殖し、冬季は東南アジア、オーストラリア、インド、アフリカ東部、太平洋の島々に渡り越冬します。日本へは旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国に飛来します。本州中部以南では越冬する個体もあり、南西諸島や小笠原諸島では普通に越冬しています。

ムナグロの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

干潟、砂浜、河原、水田、農耕地、草原、公園の芝生などに生息します。ダイゼンよりもやや乾燥した環境を好む傾向があります。

  • 行動・習性

    渡りの途中や越冬期は数羽から数十羽の群れで行動します。水辺をゆっくり歩きながら餌を探し、立ち止まって獲物を見つけると素早く駆け寄って捕らえます。立ち止まった時にピョコリと頭を上下させる習性があります。飛翔の姿は巧みでスピードが速く、着地前に安全確認をする慎重な面も見られます。

  • さえずり

    飛翔時に「ピョピョー」「キビョー」「キピッ」と短く鳴きます。「チュチュイー」と細く清らかな声で鳴くこともあります。

主に動物食で、水生昆虫の幼虫、ミミズ、トビムシ、ゴカイ、貝類、カニなどの小動物を食べます。植物の種子を食べることもあります。長距離の渡りに備えて、晩冬から初春にかけて大量に食べて体重を増やします。

繁殖地はツンドラ地帯で、6月〜8月に繁殖します。つがいで縄張りを持ち、地面の上に浅い窪みを作って巣とします。通常4個の卵を産みます。日本では繁殖しません。

学名
Pluvialis fulva
英名
Pacific Golden Plover
渡り区分
旅鳥(本州中部以南では冬鳥、南西諸島では冬鳥
分布
シベリア北部一帯やアラスカ西部のツンドラ地帯で繁殖し、冬季は東南アジア、オーストラリア、インド、アフリカ東部、太平洋の島々に渡り越冬します。日本へは旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国に飛来します。本州中部以南では越冬する個体もあり、南西諸島や小笠原諸島では普通に越冬しています。
生息地
大きさ
全長約24cm
寿命
野生下で約10-15年
珍しさ
ときどき見かける
春と秋の渡りの時期に水田や農耕地を探しましょう。春には水を張った田んぼ、秋には刈田で見られることが多いです。群れでいることが多いので、チドリの群れを見つけたらムナグロが混じっていないかチェックしましょう。似ているダイゼンとの識別は、ムナグロの方がやや小さく体上面に黄色みがある点に注目してください。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合