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ヒタキ科

ムギマキ [麦蒔]

Ficedula mugimaki

大きさ : 全長約13cm
観察時期 : 10月

麦蒔きの季節に訪れるオレンジ色の旅人

ムギマキは、スズメ目ヒタキ科に属する小さな旅鳥で、麦を蒔く秋の季節に日本を通過することからこの名がつきました。日本の和名がそのまま英名「Mugimaki Flycatcher」に使われている珍しい鳥です。日本に渡来する数は少なく、多くのバードウォッチャーが憧れる存在です。秋の渡りの際にはカラスザンショウやアカメガシワなどの木の実を好んで食べ、種子を運ぶ役割も果たしています。同属のキビタキと比べて渡りの時期が遅く、昆虫の少ない秋深い時期に果実を多く食べるのが生態的な特徴です。

  • 分類
  • 英名
    Mugimaki Flycatcher
  • 大きさ
    全長約13cm
  • 羽の色
    オスは頭部から背面が灰黒色で、目の後方に目立つ白い眉斑があります。三列風切の外縁や中雨覆の先端にも白斑があります。喉から上腹部は鮮やかなだいだい色で、下腹部は白色です。中央の一対以外の尾の基部に白斑があります。メスは頭部から背面がオリーブ褐色で、喉から腹は淡いだいだい色。眉斑は不明瞭です。
  • 寿命
    野生下で約3-5年
  • 保全状況
    指定なし

ロシア東部からオホーツク海沿岸、サハリン、アムール、中国北東部で繁殖し、冬季は中国南部から東南アジア、フィリピン、ボルネオ島北部に渡り越冬します。日本では旅鳥として春と秋に全国各地を通過しますが、数は少ないです。日本海側の島嶼(舳倉島、対馬など)では比較的よく観察されます。

ムギマキの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

繁殖地では針葉樹林に生息します。渡りの際は平地から山地の林に立ち寄り、海岸の松林や雑木林、ブナ林などにも現れます。

  • 行動・習性

    通常は単独で行動し、秋にはカラ類などの混群に混じることもあります。枝にとまる際は足を突っ張らせたようなツグミ類に近いとまり方をします。木の枝から飛び立って空中で虫を捕らえるフライングキャッチを行い、捕食後は元の枝に戻らず別の枝に移動することが多いです。

  • さえずり

    「ジジッ」「ジッ」という短い地鳴きを出します。繁殖地では澄んだ声でさえずりますが、日本の渡りの時期に聞ける機会はほとんどありません。

主に昆虫やクモなどの節足動物を捕食します。秋の渡りの時期にはカラスザンショウ、アカメガシワ、マユミ、ゴシュユなど多種多様な植物の果実も好んで食べ、種子散布者としての役割を果たしています。

繁殖期は6月〜7月で、高地の針葉樹林でつがいで縄張りを持ちます。エゾマツやトドマツなどの高木の枝の幹に近い場所に浅い鉢型の巣を作ります。1巣卵数は4〜8個です。日本での繁殖記録はありません。

学名
Ficedula mugimaki
英名
Mugimaki Flycatcher
渡り区分
分布
ロシア東部からオホーツク海沿岸、サハリン、アムール、中国北東部で繁殖し、冬季は中国南部から東南アジア、フィリピン、ボルネオ島北部に渡り越冬します。日本では旅鳥として春と秋に全国各地を通過しますが、数は少ないです。日本海側の島嶼(舳倉島、対馬など)では比較的よく観察されます。
生息地
大きさ
全長約13cm
寿命
野生下で約3-5年
珍しさ
めったに見られない
秋の渡りの10月中旬〜下旬がピークです。カラスザンショウやアカメガシワなどムギマキの好む実のなる木がある山や林縁をチェックするのがポイントです。日本海側の離島(舳倉島、対馬、飛島など)では比較的高い確率で観察できます。オスの目の後ろの白い眉斑は最も確実な識別ポイントです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合