この鳥を実際に観察できた場合に押してください(1日1回まで)

0 人がこの鳥を見つけています
ミフウズラ科

ミフウズラ [三斑鶉]

Turnix suscitator

大きさ : 全長約16cm
観察時期 : 通年

オスが子育てする南国のイクメン鳥

ミフウズラは、チドリ目ミフウズラ科に属する小型の鳥で、日本では南西諸島にのみ生息する貴重な存在です。ウズラに似た体形ですが、ウズラ(キジ目)とは分類上まったく異なるグループに属します。最大の特徴は一妻多夫の繁殖形態で、メスが縄張りを守り、オスが抱卵から育雛までを一手に担う「イクメン鳥」です。足の指が3本しかないのも大きな特徴で、和名の「三斑鶉」は体の斑紋に由来します。

  • 分類
  • 英名
    Barred Buttonquail
  • 大きさ
    全長約16cm
  • 羽の色
    全身褐色で、胸や脇に黒い横斑があります。顔から背中にかけて白く細かい斑紋が見られます。メスの方がオスより大きく、喉から胸にかけて黒色が目立ち、斑紋もより顕著です。オスは小型で地味な色彩をしており、喉は白っぽいです。足の指は3本で、後趾がありません。嘴は小さく黒色です。
  • 寿命
    野生下で約3-5年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定

中国南部から台湾、東南アジア、インドにかけて広く分布します。日本では南西諸島(沖縄本島、宮古島、石垣島、与那国島、奄美大島、徳之島、種子島など)に留鳥として生息しています。

ミフウズラの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

草原、農耕地、サトウキビ畑、牧草地など比較的乾燥した開けた環境に生息します。地面の色に溶け込む体色のため、なかなか目につきません。

  • 行動・習性

    地上で生活し、草むらや畑の中を素早く走り回ります。飛ぶことはあまり好まず、危険を感じると走って逃げることが多いです。一妻多夫の配偶システムを持ち、メスは縄張りを形成してオスを誘い、産卵後は別のオスとつがいを結びます。

  • さえずり

    メスが繁殖期に「ブーゥ、ブーゥ、ブーゥ」と低い声で鳴いて縄張りを主張し、オスを誘います。繁殖期以外にはあまり鳴き声は聞かれません。

雑食性で、昆虫類、クモ類、草の種子、果実などを食べます。地面を歩きながら採食します。

繁殖期は4月〜9月と長期にわたります。地上の草むらや藪の下に窪みを作り、枯れ葉を敷いた巣を作ります。1巣あたり通常4個の卵を産み、オスのみが12〜14日間抱卵します。雛は早成性で孵化後すぐに歩けますが、約40日間はオスが世話をします。

学名
Turnix suscitator
英名
Barred Buttonquail
渡り区分
分布
中国南部から台湾、東南アジア、インドにかけて広く分布します。日本では南西諸島(沖縄本島、宮古島、石垣島、与那国島、奄美大島、徳之島、種子島など)に留鳥として生息しています。
生息地
大きさ
全長約16cm
寿命
野生下で約3-5年
珍しさ
めったに見られない
南西諸島の農耕地や草原で見られますが、体色が地面に溶け込むため発見は困難です。繁殖期のメスの「ブーゥ」という鳴き声が手がかりになります。草地の道路を横切る姿を見かけることがあるので、車での移動中も注意して観察しましょう。早朝や夕方が活動的です。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
※最も観察数が多い月を100とした場合の割合