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カモメ科

ミツユビカモメ [三趾鷗]

Rissa tridactyla

大きさ : 全長約41cm
観察時期 : 1月~3月

黒い足と三本指が特徴の外洋性カモメ

ミツユビカモメは、チドリ目カモメ科に属する外洋性のカモメです。名前の由来は第1趾が退化して痕跡的となり、趾が3本しかないように見えることにあります。他のカモメに比べて外洋での生活に適応しており、繁殖期以外は陸地から離れた洋上で過ごすことが多い海鳥です。英名の「Black-legged Kittiwake」は黒い足と鳴き声に由来しています。北極圏の断崖に数千羽規模の大コロニーを作って繁殖する壮観な光景でも知られています。

  • 分類
  • 英名
    Black-legged Kittiwake
  • 大きさ
    全長約41cm
  • 羽の色
    全身は白い羽毛に覆われ、翼の上面は青みがかった灰色です。初列風切の先端が三角形に黒いのが飛翔時の大きな特徴です。嘴は黄色で、足は黒く短いです。額は出張らず丸みがあります。冬羽では後頭部に灰色の斑が現れます。
  • 寿命
    野生下で約12-20年
  • 保全状況
    指定なし

北大西洋、北太平洋、北極海の沿岸で繁殖し、冬季は広く洋上に分散します。日本には冬鳥として主に九州以北の沿岸や沖合に渡来し、11月から翌年4月頃まで見られます。

ミツユビカモメの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

外洋や外洋に面した海岸に生息します。繁殖期以外は海上で過ごすことが多く、内湾にはめったに入りませんが、海が荒れた日に漁港や河口に避難してくることがあります。

  • 行動・習性

    群れで洋上を飛び交い、水面近くに降りて飛びながら魚を啄みます。水面に浮かんで泳ぎながら頭を水中に入れて採食したり、飛び込んで浅い水深の獲物を捕ることもあります。しばしば漁船の後について飛び、おこぼれを狙います。繁殖期以外も群れで行動するのが特徴です。

  • さえずり

    「キッ、キッ」「クイッ、クイッ」と短く鋭い声で鳴きます。常に鳴くことは少なく、食物を争う時やコロニーでの繁殖期に盛んに鳴きます。英名「Kittiwake」はこの鳴き声に由来しています。

動物食で、主に魚類や軟体動物を食べます。海面に浮かびながら頭を水中に入れて獲物を捕食するほか、潜水して捕らえることもあります。漁港では魚類の残骸をあさることもあります。

繁殖期は5月〜7月です。数百から数千番の大コロニーを断崖や岩棚の上に形成します。土や枯草、海草を踏み固めた皿状の巣を作り、1〜3個(通常2個)の卵を産みます。雌雄交替で抱卵し、抱卵期間は25〜32日です。雛は33〜54日で巣立ちます。

学名
Rissa tridactyla
英名
Black-legged Kittiwake
渡り区分
分布
北大西洋、北太平洋、北極海の沿岸で繁殖し、冬季は広く洋上に分散します。日本には冬鳥として主に九州以北の沿岸や沖合に渡来し、11月から翌年4月頃まで見られます。
生息地
大きさ
全長約41cm
寿命
野生下で約12-20年
珍しさ
ときどき見かける
冬季に太平洋側の漁港や沖合で観察できます。銚子漁港などが有名な観察地です。他のカモメの群れに混じっていることが多いので、翼先端の三角形の黒斑と黒い足に注目して探しましょう。荒天時に港に避難してくることもあるので、海が荒れた後もチャンスです。
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