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ミソサザイ科

ミソサザイ [鷦鷯]

Troglodytes troglodytes

大きさ : 全長約11cm
観察時期 : 通年

小さな体に不釣り合いな大きく美しい歌声

ミソサザイは、スズメ目ミソサザイ科に属する日本最小クラスの鳥の一つです。キクイタダキと並ぶ極小の体ながら、体に似合わない大きく美しい声で長くさえずることで有名です。古事記や日本書紀にも登場し、ヨーロッパではグリム童話で「鳥の王」として描かれるなど、洋の東西を問わず古くから親しまれてきた鳥です。渓流沿いの苔むした岩の上で尾を立ててさえずる姿は、多くのバードウォッチャーを魅了しています。

  • 分類
  • 英名
    Eurasian Wren
  • 大きさ
    全長約11cm
  • 羽の色
    全身が茶褐色で、体の上面と翼に黒褐色の細かい横斑があります。体の下面には黒色と白色の波状横斑が入ります。雌雄同色です。体つきは丸みを帯び、尾は短く、しばしば上に立てた姿勢をとります。嘴は細く尖っています。
  • 寿命
    野生下で約3年、最長で8-10年程度
  • 保全状況
    指定なし

北海道から屋久島まで日本各地に分布します。ユーラシア大陸にも広く分布する留鳥で、高地で繁殖した個体は冬季に低地へ移動します。

ミソサザイの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

山地の渓流沿いの薄暗い森林に生息し、苔むした岩や倒木の多い環境を好みます。冬季にはより低い山地や山麓の沢沿いに降りてくることがあります。

  • 行動・習性

    常に短い尾羽を上に立てて小刻みに震わせています。渓流沿いの岩や倒木の隙間を素早く動き回り、繁殖期以外は単独で行動します。一夫多妻の配偶システムを持ち、オスは縄張り内に複数の巣を作ってメスを誘います。

  • さえずり

    小さな体からは想像できない大きく響く美しい声で「チュリチュリチリリリイー」と高音の複雑なさえずりを奏でます。早春の2月頃からさえずり始めます。地鳴きは「チャッチャッ」とウグイスに似ていますが、より金属的で鋭い「ジジッ」という声です。

動物食で、昆虫類やクモ類を主に食べます。渓流沿いの岩の隙間や苔の間を探りながら小さな虫を捕食します。

繁殖期は4月〜7月です。オスはがけ地や大木の根元にコケや枯れ枝を編んで壺型の求愛巣を2〜4個作り、さえずってメスを誘います。メスは気に入った巣の内側を羽毛や獣毛で整えて産卵します。巣には入口と出口が別々にあり、外敵から逃げられる構造です。卵は5〜7個で、メスのみが約14〜16日間抱卵します。

学名
Troglodytes troglodytes
英名
Eurasian Wren
渡り区分
留鳥(一部漂鳥
分布
北海道から屋久島まで日本各地に分布します。ユーラシア大陸にも広く分布する留鳥で、高地で繁殖した個体は冬季に低地へ移動します。
生息地
大きさ
全長約11cm
寿命
野生下で約3年、最長で8-10年程度
珍しさ
ときどき見かける
山地の渓流沿いが最適な観察ポイントです。2月頃から始まる大きなさえずりが最大の手がかりになります。声の方向の岩や倒木をじっくり観察しましょう。体が小さく動きが速いため、声を頼りにじっと待つ忍耐が大切です。冬季は低地の水辺でも見られることがあります。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合