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サギ科

ミゾゴイ [溝五位]

Gorsachius goisagi

大きさ : 全長約49cm
観察時期 : 3月~4月、6月

森の忍者と呼ばれる幻のサギ

ミゾゴイは、ペリカン目サギ科に属する中型のサギの仲間で、ほぼ日本でしか繁殖が確認されていない希少な鳥です。他のサギとは異なり水辺ではなく薄暗い森林の中でひっそりと暮らしています。危険を感じると首を伸ばして細くなり、木の枝に擬態する独特の行動から「森の忍者」と呼ばれることもあります。世界の生息数は推定1000羽以下とされ、IUCNのレッドリストで絶滅危惧種に分類されています。

  • 分類
  • 英名
    Japanese Night Heron
  • 大きさ
    全長約49cm
  • 羽の色
    頭頂は濃い赤褐色で、体の上面全体が赤褐色です。体の下面はクリーム色で、黒い縦縞が入ります。翼には黒い斑点があります。嘴は上部が黒く下部が黄緑色で、繁殖期には目の周りの裸出部が青色になります。足は緑褐色です。
  • 寿命
    野生下で約10-15年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定

ほぼ日本(本州、四国、九州、伊豆諸島など)で繁殖し、冬季は主にフィリピンへ渡って越冬します。台湾や九州、南西諸島でも少数が越冬します。

ミゾゴイの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

平地から低山帯の谷や沢沿いの薄暗い森林に生息します。針葉樹・落葉樹・常緑樹・竹林が混在するうっそうとした林で、湿っぽい環境を好みます。

  • 行動・習性

    普段は地面をゆっくり歩きながらミミズなどを探しており、飛び立つことはほとんどありません。褐色の体は薄暗い林床に溶け込む保護色となっています。危険を感じると首を真上に伸ばして細くなり、じっと動かず木の枝のように擬態します。他のサギと異なり単独でひっそり暮らします。

  • さえずり

    繁殖期の夕方から夜間にかけて「ボーゥ、ボーゥ」と低く消え入るような不気味な声で鳴きます。一部の地域では「エボ~」と聞こえることからエボとも呼ばれ、かつては妖怪の声と恐れられていました。

動物食で、主にミミズなどの土壌生物を食べます。ほかに昆虫類、甲殻類、カエルなども捕食します。地面をゆっくり歩きながら嘴で地面をほじくって獲物を探します。

繁殖期は5月〜7月です。ケヤキやコナラなどの太い樹上に木の枝を組み合わせた巣を作り、3〜4個の卵を産みます。雌雄交替で抱卵し、抱卵期間は20〜27日です。雛は約1か月余りで巣立ちます。雌雄で協力して子育てを行います。

学名
Gorsachius goisagi
英名
Japanese Night Heron
渡り区分
分布
ほぼ日本(本州、四国、九州、伊豆諸島など)で繁殖し、冬季は主にフィリピンへ渡って越冬します。台湾や九州、南西諸島でも少数が越冬します。
生息地
大きさ
全長約49cm
寿命
野生下で約10-15年
珍しさ
めったに見られない
夏鳥として4月以降に本州中部以南の低山の森林に渡来します。夕方から夜間の低い鳴き声が手がかりになります。沢沿いの薄暗い林を静かに歩いて探しましょう。絶滅危惧種のため、営巣地への接近は控え、距離を保って観察してください。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合