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カラス科

ホシガラス [星烏]

Nucifraga caryocatactes

大きさ : 全長約35cm
観察時期 : 通年

ハイマツの実を運ぶ高山の森づくりの達人

スズメ目カラス科ホシガラス属に属する中型の鳥で、黒褐色の体に星のように散りばめられた白い斑点模様が名前の由来です。亜高山帯から高山帯の針葉樹林やハイマツ帯に生息し、登山者にとって最も身近な高山の鳥の一つです。ハイマツの実を喉に貯えて運び、岩陰や枯れ木のくぼみに蓄える「貯食」の習性があり、食べ残された種子が発芽して新たなハイマツの森を形成することから「森の達人」とも呼ばれます。ハイマツの種子散布のほぼすべてを本種が担っているとされ、高山の生態系において欠かせない存在です。

  • 分類
  • 英名
    Spotted Nutcracker
  • 大きさ
    全長約35cm
  • 羽の色
    ほぼ全身が黒褐色で、顔から胴体にかけて白い斑点が星のように散りばめられています。くちばしと翼は黒色で、雨覆や次列風切には光沢があります。下尾筒と尾羽の先端は白く、飛翔時に目立ちます。くちばしは太く丈夫で、硬い松の実を割ることができます。
  • 寿命
    野生下で約5-8年
  • 保全状況
    指定なし

北海道、本州、四国、九州の亜高山帯から高山帯に分布します。本州中部や北海道では留鳥として比較的ふつうに生息しています。世界的にはユーラシア大陸のタイガ地帯に広く分布しています。

ホシガラスの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

亜高山帯の針葉樹林から高山帯のハイマツ帯にかけて生息します。冬季には低地の森林や林縁部に下りてくることもありますが、平地まで来ることはまれです。

  • 行動・習性

    ハイマツの球果を丸ごともぎ取り、決まった岩の上に運んで丈夫なくちばしで殻を割って種子を食べます。秋にはハイマツの種子やブナの実を喉に貯えて運び、岩陰や枯れ木のくぼみに貯食します。冬にはこの貯食した実を掘り出して食べたり、繁殖期に雛に与えます。繁殖期以外は小群で行動することもあります。

  • さえずり

    「ガーッ、ガーッ」としゃがれた声で鳴きます。繁殖期には「フィルルフィルル、フィルーフィルー」と低い声でさえずります。「キュキュ」という声を出すこともあります。

ハイマツの種子を好んで食べますが、シラビソやオオシラビソ、コメツガなどマツ科の種子やミズナラの実も食べます。5〜9月には昆虫類、ハタネズミ、カエルなど動物質の餌も多く食べます。山小屋の残飯を漁ることもあります。

他の鳥より繁殖が早く、まだ雪が残る3月頃から針葉樹の樹上に巣作りを始めます。小枝やサルオガセを材料に巣を作り、2〜4個の卵を産みます。抱卵期間は約18日で、雛は約23日で巣立ちます。

学名
Nucifraga caryocatactes
英名
Spotted Nutcracker
渡り区分
分布
北海道、本州、四国、九州の亜高山帯から高山帯に分布します。本州中部や北海道では留鳥として比較的ふつうに生息しています。世界的にはユーラシア大陸のタイガ地帯に広く分布しています。
生息地
大きさ
全長約35cm
寿命
野生下で約5-8年
珍しさ
ときどき見かける
亜高山帯や高山帯で「ガーッ、ガーッ」というしわがれた鳴き声が聞こえたら、ハイマツの周辺を探しましょう。岩の上や針葉樹の枝先に止まっている姿を見つけやすいです。秋にはハイマツの球果を運ぶ姿が頻繁に見られます。登山道沿いで比較的観察しやすい鳥です。
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