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アトリ科

ベニマシコ [紅猿子]

Uragus sibiricus

大きさ : 全長約15cm
観察時期 : 12月~3月

草原を彩る紅色の猿子

スズメ目アトリ科ベニマシコ属に属する小鳥で、和名の「マシコ(猿子)」は赤い顔をした猿に由来します。オスの鮮やかな紅色は多くのバードウォッチャーを魅了し、冬の野鳥観察で最も人気のある種の一つです。繁殖期の夏羽ではさらに赤みが増し、越冬期とは比較にならないほど鮮やかになります。メスは全体的に明るい胡桃色で、セイタカアワダチソウやススキの穂と色がよく似ているため見落としやすい野鳥です。尾が長く、短めの翼を速く羽ばたき、波形を描いて飛びます。

  • 分類
  • 英名
    Long-tailed Rosefinch
  • 大きさ
    全長約15cm
  • 羽の色
    オスは全体的に鮮やかな赤色で、翼には二本の白い帯があります。メスは全体的に淡い茶褐色で、翼に白い帯があるのはオスと同様です。尾は比較的長く、尾の両側が白いのが特徴です。くちばしは短くがっしりしており、種子を食べるのに適した形をしています。
  • 寿命
    野生下で約3-5年
  • 保全状況
    指定なし

北海道と青森県下北半島で繁殖し、冬は本州以南の各地で越冬します。日本のほか、中国、カザフスタン、朝鮮半島、ロシアにも生息しています。

ベニマシコの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

繁殖地では低木が点在する草原や湿原、海沿いの低木林に生息します。越冬地では丘陵や山麓の林縁、草原、河原、ヨシ原などで生活します。

  • 行動・習性

    藪の中を飛び回り、セイタカアワダチソウやススキの穂に止まって種子を食べます。つがいや小群で行動することが多く、同じ場所に繰り返し戻ってくる習性があります。飛ばれても少し離れて待てば戻ってくることが多いです。

  • さえずり

    地鳴きは「フィッ フッ」「ピッポッ」と柔らかい声で、体の向きを変えながら鳴きます。さえずりは「チョリチョリ」「チリチリ」とホオジロに似た声です。繁殖期には「チュルリー、チュルチュリ、フィッフィ」と長く続けて鳴きます。

越冬地ではイネ科やタデ科の草の実、セイタカアワダチソウやススキなどの植物の種子を主に食べます。繁殖地では昆虫類も捕食します。

繁殖期は5〜7月。枯れ葉や花の穂などを材料に椀形の巣を藪の中に作ります。淡い緑褐色に暗色の斑のある卵を3〜4個産みます。

学名
Uragus sibiricus
英名
Long-tailed Rosefinch
渡り区分
漂鳥(北海道・青森県では夏鳥、本州以南では冬鳥
分布
北海道と青森県下北半島で繁殖し、冬は本州以南の各地で越冬します。日本のほか、中国、カザフスタン、朝鮮半島、ロシアにも生息しています。
生息地
大きさ
全長約15cm
寿命
野生下で約3-5年
珍しさ
ときどき見かける
河川敷や田んぼ周辺の草むらを探しましょう。「フィッフィッ」という柔らかい鳴き声が手がかりになります。セイタカアワダチソウやススキの穂がある場所は要チェックです。メスはオスより開けた場所に出てくることが多いので、まずメスを探すのがおすすめです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合