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アトリ科

ベニヒワ [紅鶸]

Acanthis flammea

大きさ : 全長約13cm
観察時期 : 11月~2月

極寒の北極圏から舞い降りる赤い額の冬の使者

スズメ目アトリ科に属する小鳥で、ユーラシア大陸や北アメリカ大陸の北極圏周辺で繁殖します。マイナス50度の極寒にも耐えられる驚異的な耐寒性を持ち、雪に潜って寒さを凌ぐことができます。代謝率が他の鳥類より高く、自ら多くの熱を生み出す能力を持っています。日本には冬鳥として渡来しますが、渡来数は年によって大きく変動し、北極圏の寒波や餌となる植物の種子の豊凶に左右されます。多く飛来する「当たり年」には各地で大群が観察されますが、「外れ年」にはほとんど見られないこともあります。

  • 分類
  • 英名
    Common Redpoll
  • 大きさ
    全長約13cm
  • 羽の色
    背面は灰褐色で、腹面は白い羽毛に覆われています。背面や体側面には黒褐色の細い縦縞が入っています。額に鮮やかな赤い斑紋があり、和名の由来となっています。オスは胸部も赤く染まりますが、メスの胸部は白色です。くちばしは黄褐色で小さく、足は黒色。飛翔時には翼に白い線が現れます。
  • 寿命
    野生下で約2-3年
  • 保全状況
    指定なし

ユーラシア大陸北部および北アメリカ大陸北部の北極圏で繁殖します。日本には冬鳥として北海道や本州北部を中心に渡来し、戦場ヶ原や野辺山などで観察されます。

ベニヒワの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

カラマツ林やハンノキ林、草原、河原などの開けた場所に生息します。雪が積もった草原では枯れ草に止まって種子をついばむ姿が見られます。

  • 行動・習性

    昼行性で、数十羽から100羽ほどの群れで行動します。マヒワの群れに混じっていることもあります。枝にとまっているときはあまり動きませんが、逆さまの姿勢で種子をついばむことができる優れたバランス感覚の持ち主です。二足跳びで枝移りをし、飛翔時には波状の軌道を描きます。

  • さえずり

    飛翔中は「チュッ、チュッ」と鳴き、群れで木に止まっているときは「チュウィー、チュウィー」と金属的な高い声で鳴きます。地鳴きは「ジュン、ジュン」「チュィーン」「ジュッジュッ」などです。

ハンノキやシラカバなどカバノキ科の種子を好んで食べます。雪上ではシソ科、アカザ科、タデ科、キク科などの草の穂や落ちた実も食べます。昆虫を食べることもある雑食性です。

繁殖地ではカンバの林や針葉樹林で繁殖します。日本では繁殖しません。

学名
Acanthis flammea
英名
Common Redpoll
渡り区分
分布
ユーラシア大陸北部および北アメリカ大陸北部の北極圏で繁殖します。日本には冬鳥として北海道や本州北部を中心に渡来し、戦場ヶ原や野辺山などで観察されます。
生息地
大きさ
全長約13cm
寿命
野生下で約2-3年
珍しさ
めったに見られない
カラマツやハンノキの木を中心に探しましょう。マヒワの大群を見つけたらベニヒワが混じっていないか必ず確認することをおすすめします。当たり年には道路脇の雑草に群がっている姿が見られることもあります。雪解けの水たまりに水浴びに来ることもあるので、水場近くで待つのも有効です。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合