エナガ [柄長]
Aegithalos caudatus
綿菓子のような姿の長い尾を持つ小鳥
名前の通り体長の半分以上を占める長い尾が特徴的な小鳥です。全体的に白とピンクがかった灰色で、大きな丸い頭と小さなくちばしを持ちます。小さな群れで木から木へと素早く移動する姿がよく見られます。綿毛や蜘蛛の糸を使った精巧な球状の巣を作ることでも知られています。
動画
この動画ではエナガの自然な行動や鳴き声を観察できます。
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分類
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英名Long-tailed Tit
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大きさ全長約14cm
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羽の色
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寿命野生下で約2-3年
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保全状況指定なし
北海道から九州まで日本全国に分布する留鳥です。日本に生息する亜種は主にシマエナガ(北海道)とニッポンエナガ(本州以南)です。
平地から山地の森林、特に落葉広葉樹林や針広混交林を好みます。公園や庭園などでも見られます。
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行動・習性
5〜15羽程度の小さな群れで行動し、木から木へと絶えず移動します。動きが非常に素早く、枝の間を飛び回ったり、逆さにぶら下がったりしながら昆虫を探します。冬には混群(複数種の鳥が集まった群れ)に加わることもあります。
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さえずり
「ジュルジュル」「チリリリ」などと高く細い声で鳴きます。群れの中で常に鳴き交わしながら移動します。
主に昆虫類やクモ類、樹上の小さな無脊椎動物を食べます。冬季には種子や木の実も食べることがあります。
3〜6月頃に繁殖します。蜘蛛の糸、地衣類、羽毛などを使って精巧な球状の巣を作り、側面に小さな入口があります。白色に赤い斑点がある卵を8〜12個産み、メスが主に抱卵します。興味深いことに、繁殖つがいを手伝う「ヘルパー」が現れることもあります。
日本で見られる亜種
シマエナガ
エナガの亜種として、主に北海道に生息するのがシマエナガです。最大の特徴は、なんといってもその「真っ白な顔」。本州で見られるエナガには目の上に太い眉毛のような黒い帯がありますが、シマエナガにはそれがなく、つぶらな瞳と小さなくちばしが際立つデザインになっています。