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セキレイ科

ビンズイ [便追]

Anthus hodgsoni

大きさ : 全長約16cm
観察時期 : 11月~7月

松林の地面を歩くセキレイの仲間

ビンズイは、スズメ目セキレイ科に属する鳥で、別名「キヒバリ(木雲雀)」とも呼ばれます。名前の由来は、日本野鳥の会の創始者・中西悟堂がさえずりを「ビンビンツイツイ」と聞きなしたことによるとされています。セキレイの仲間ですが、水辺よりも松林を好む独特な習性を持ち、冬の松林では地面を歩き回って餌を探す姿がよく観察されます。繁殖期には山地の木のてっぺんでヒバリに似た複雑で美しいさえずりを聞かせ、空中でさえずることもあります。

  • 分類
  • 英名
    Olive-backed Pipit
  • 大きさ
    全長約16cm
  • 羽の色
    頭から体の上面はオリーブ色(緑がかった褐色)で、不明瞭な黒褐色の縦斑があります。白い眉斑があり、耳羽の後方に白斑があるのが特徴です。胸から腹にかけて白地に黒褐色の縦斑が目立ちます。嘴は細く、上嘴は暗褐色、下嘴は淡色です。足は肉色で、尾を上下に振りながら歩きます。
  • 寿命
    野生下で約3-5年
  • 保全状況
    指定なし

西シベリアからロシア極東、朝鮮半島、中国東北部、ヒマラヤ付近で繁殖し、冬季はインドや東南アジアに渡ります。日本では四国以北の山地で繁殖し、冬は暖地の平地に移動する漂鳥です。北海道や本州北部では平地でも繁殖します。

ビンズイの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

繁殖期は山地の明るい針葉樹林や亜高山帯の草原に生息し、冬季は平地の松林を好みます。林床が芝生や松葉に覆われた開けた場所を特に好みます。

  • 行動・習性

    地上で両足を交互に出してウォーキングしながら餌を探します。尾を上下に振りながら歩くのはセキレイ科の特徴です。驚くと近くの木の枝にとまります。単独やつがいで行動することが多いです。繁殖期のオスは木のてっぺんでさえずり、枝から枝へ鳴きながら移動する姿が観察されます。

  • さえずり

    さえずりはヒバリに似た複雑で美しい声で、「チチロツイツイツイチョペチピー」などと長く続きます。木のこずえなどの目立つところでさえずるほか、空中でさえずることもあります。地鳴きは「ヅィー」とやや濁った声です。

主に昆虫類やクモ類を食べます。地面を歩きながら落ち葉の下や松かさの中から餌を探します。植物の種子も食べることがあります。

繁殖期は5月〜8月。山地の林床や草原で繁殖します。地上の窪みや草むらの中に枯れ草や葉を使って皿状の巣を作り、3〜5個の卵を産みます。雌雄交代で約14日間抱卵し、雛は孵化後約10日で巣立ちます。年に1〜2回繁殖します。

学名
Anthus hodgsoni
英名
Olive-backed Pipit
渡り区分
漂鳥(北海道・東北では夏鳥
分布
西シベリアからロシア極東、朝鮮半島、中国東北部、ヒマラヤ付近で繁殖し、冬季はインドや東南アジアに渡ります。日本では四国以北の山地で繁殖し、冬は暖地の平地に移動する漂鳥です。北海道や本州北部では平地でも繁殖します。
生息地
大きさ
全長約16cm
寿命
野生下で約3-5年
珍しさ
よく見かける
冬季に平地の松林を探すのが最も確実です。松林の林床を歩いていると、地面で餌を探しているビンズイに出会えることがあります。タヒバリに似ていますが、体の上面が緑がかっていること、耳羽の後方に白斑があることで識別できます。繁殖期は山地の高い木の上でさえずる姿が目立ちます。
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