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レンジャク科

ヒレンジャク [緋連雀]

Bombycilla japonica

大きさ : 全長約18cm
観察時期 : 2月~3月

尾の先が緋色に輝く冬の旅人

ヒレンジャクは、スズメ目レンジャク科に属する冬鳥で、尾羽の先端が緋色(赤色)であることから「緋連雀」と名付けられました。平安時代から「連雀」として知られ、群れで行動する習性からその名が付いています。学名の「japonica」が示すとおり東アジアの限られた地域にしか生息せず、シベリア東部やアムール川流域で繁殖しますが、繁殖地の森林減少により絶滅が懸念されています。日本への渡来数は年によって大きく変動し、4〜5年に一度大群が飛来することがあります。ヤドリギの実を好んで食べ、種子の散布を助ける共生関係が知られています。

  • 分類
  • 英名
    Japanese Waxwing
  • 大きさ
    全長約18cm
  • 羽の色
    頭部には先端が尖った冠羽があり、額から冠羽にかけて赤褐色みを帯びています。冠羽の縁から目にかけて黒い過眼線が走り、喉も黒色です。体は全体的に灰褐色で、腹部は黄色みを帯びます。尾は灰黒色で先端が赤色です。翼は黒褐色で白斑があり、大雨覆の先端は暗赤色です。嘴は黒色で短めです。雌雄ほぼ同色ですが、オスの方が翼の白斑がやや大きいです。
  • 寿命
    野生下で約2-5年
  • 保全状況
    指定なし

シベリア東部、中国北東部のアムール川・ウスリー川流域で繁殖します。越冬地は日本、サハリン、朝鮮半島、中国南部、台湾などです。日本では沖縄県中部より北の地域に11月から5月にかけて滞在し、西日本に多く渡来する傾向があります。

ヒレンジャクの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

越冬地では低地や丘陵地の開けた森林、農地、公園、住宅地の庭などに生息します。ヤドリギやネズミモチなど果実のある場所を好みます。

  • 行動・習性

    数羽から数十羽の群れで行動し、稀に100羽以上の大群になることもあります。キレンジャクとの混群もしばしば見られます。木の実を食べつくすと次の餌場を求めて移動していくため、同じ場所での滞在期間は短いことが多いです。電線やアンテナに一列に並んでとまる姿も見られます。

  • さえずり

    甲高い声で「ヒーヒー」「チリリリ」と鳴きます。さえずりはありません。群れでいる時は常に鳴き交わしている姿が観察されます。

非繁殖期は主に果実食で、ヤドリギ、ネズミモチ、ピラカンサ、クロガネモチ、イボタノキ、ニシキギ、ノイバラ、ヤツデなどの実を好んで食べます。繁殖期の夏には昆虫食に切り替わります。

繁殖地はシベリア東部のアムール川・ウスリー川流域で、日本国内では繁殖しません。樹上に小枝で椀状の巣を作り、草や苔を敷きます。5〜6個の卵を産み、抱卵期間は約14日です。雛は約2週間で巣立ちます。

学名
Bombycilla japonica
英名
Japanese Waxwing
渡り区分
分布
シベリア東部、中国北東部のアムール川・ウスリー川流域で繁殖します。越冬地は日本、サハリン、朝鮮半島、中国南部、台湾などです。日本では沖縄県中部より北の地域に11月から5月にかけて滞在し、西日本に多く渡来する傾向があります。
生息地
大きさ
全長約18cm
寿命
野生下で約2-5年
珍しさ
ときどき見かける
冬にヤドリギのある公園や並木道を探すのが効果的です。ヤドリギの実がなる時期に群れで飛来するため、事前にヤドリギの場所を確認しておくと発見率が上がります。ヤドリギの近くに水場があれば、水飲みや水浴びに降りてくることもあります。尾の先が赤いのがヒレンジャク、黄色いのがキレンジャクです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合