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ウ科

ヒメウ [姫鵜]

Phalacrocorax pelagicus

大きさ : 全長約73cm
観察時期 : 12月~4月

日本最小のウ、青紫の光沢が美しい海の鳥

ヒメウは、カツオドリ目ウ科に属する海鳥で、日本に分布するウ科の鳥の中では最も小さく、和名の「ヒメ(姫)」は小さいことに由来します。全身が青や紫の美しい金属光沢を持つ黒い羽毛で覆われ、繁殖期には目の周りの赤い皮膚が露出して鮮やかな姿を見せます。ウ科の鳥としては珍しく外洋に出ることがあり、学名の種小名「pelagicus(外洋の)」もこの習性に由来しています。近年、日本での繁殖数は回復傾向にあります。

  • 分類
  • 英名
    Pelagic Cormorant
  • 大きさ
    全長約73cm
  • 羽の色
    全身が青や紫の光沢がある黒い羽毛で覆われます。雌雄同色です。夏羽では目の周囲に羽毛がなく赤い皮膚が露出し、頭頂と後頭に短い冠羽が現れ、腰に白い斑紋が入ります。冬羽では目の周囲が羽毛で覆われ、冠羽も不明瞭になります。体形はウミウより細く、嘴も細めです。若鳥や幼鳥は全身が褐色や暗褐色です。
  • 寿命
    野生下で約10-15年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定

太平洋北部に広く分布し、日本、ロシア東部、アラスカ、カナダ西部、アメリカ西部の沿岸に生息します。日本では夏季に北海道や本州北部で少数が繁殖し、冬季には本州中部以南に南下して越冬します。確実な繁殖地として天売島が知られています。

ヒメウの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

主に岩礁海岸に生息し、沿岸の海域で活動します。ウ科としては珍しく外洋に出ることもあります。

  • 行動・習性

    飛翔時は頸をまっすぐに伸ばし、ウミウよりも速く羽ばたきます。隊列を組んで海上を高く飛ぶこともあります。潜水して魚類を捕食し、巧みな泳ぎを見せます。岩礁の上で翼を広げて乾かす姿がよく観察されます。

  • さえずり

    繁殖地では低い声で鳴くことがありますが、普段はあまり鳴きません。巣の近くで「グルグル」「ガッガッ」といった声を発することがあります。

動物食で、潜水して主に魚類を捕食します。甲殻類も食べることがあります。

繁殖期は5月〜7月。海崖や離島に小規模なコロニーを形成します。断崖の隙間に枯草や海藻を組み合わせた皿状の巣を作り、通常3個(2〜6個)の卵を産みます。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は約26〜28日です。

学名
Phalacrocorax pelagicus
英名
Pelagic Cormorant
渡り区分
漂鳥(北海道・東北では留鳥、本州中部以南では冬鳥
分布
太平洋北部に広く分布し、日本、ロシア東部、アラスカ、カナダ西部、アメリカ西部の沿岸に生息します。日本では夏季に北海道や本州北部で少数が繁殖し、冬季には本州中部以南に南下して越冬します。確実な繁殖地として天売島が知られています。
生息地
大きさ
全長約73cm
寿命
野生下で約10-15年
珍しさ
ときどき見かける
冬季に太平洋沿岸の岩礁や漁港で観察できます。ウミウやカワウと比べて体が細く小さいのが識別のポイントです。繁殖期の夏羽では目の周りの赤い皮膚が目立ちます。北海道の沿岸では通年観察のチャンスがあります。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合