ヒバリシギ [雲雀鷸]
Calidris subminuta
水田に立ち寄る小さな旅人
ヒバリシギは、チドリ目シギ科に属する小型のシギの仲間です。和名はヒバリほどの大きさであることに由来します。シベリア中部からカムチャツカ半島にかけて繁殖し、東南アジアやオーストラリアで越冬する長距離の渡り鳥で、日本にはその旅の途中に立ち寄ります。干潟よりも淡水湿地や水田を好む傾向があり、トウネンの群れに混じっていることもあります。春の渡りの時期には赤みのある美しい夏羽が見られますが、秋の渡りでは地味な幼鳥が多く観察されます。
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分類
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英名Long-toed Stint
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大きさ全長約15cm
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羽の色
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寿命野生下で約5-10年
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保全状況指定なし
シベリア中部からカムチャツカ半島で繁殖し、東南アジアやオーストラリアで越冬します。日本では全国各地に旅鳥として渡来しますが、春よりも秋の方が観察例が多いです。南西諸島では少数が越冬することもあります。
淡水湿地や水田、川岸、池、埋立地などに生息し、干潟に来ることは少ないです。
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行動・習性
単独か数羽の小群で行動し、大群をつくることはありません。採食時は足を折り曲げ、尻を上げるようにして歩き回りながら餌を探します。脚が長いため背筋が曲がらず、前かがみにならずに餌をついばむ姿が特徴的です。
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さえずり
「プルル」「チュリリ」と小さな声で鳴きます。主に採食中や飛び立つ時に鳴くことが多く、大きな声で「プュイ」と鳴くこともあります。
甲殻類、貝類、昆虫の幼虫などの小動物を水辺の泥の中から探して食べます。
繁殖地はシベリア中部からカムチャツカ半島にかけてで、日本国内では繁殖しません。繁殖期は6月〜7月頃で、地上の窪みに巣を作り、通常4個の卵を産みます。