ハリオアマツバメ [針尾雨燕]
Hirundapus caudacutus
水平飛行世界最速の空の旅人
ハリオアマツバメは、アマツバメ目アマツバメ科に属する鳥で、水平飛行における最高時速170kmは鳥類最速としてギネス世界記録に登録されています。和名の「針尾」は尾羽の羽軸が針のように突き出していることに由来します。1日の大部分を空中で過ごし、飛翔しながら昆虫を捕食するという驚異的な生活スタイルを持ちます。近年の研究で、日本とオーストラリアの間を8の字を描くように約4万kmもの渡りを行うことが明らかになりました。スズメ目のツバメとは別系統の鳥です。
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分類
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英名White-throated Needletail
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大きさ全長約21cm
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羽の色
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寿命野生下で推定5-10年
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保全状況指定なし
夏季にユーラシア大陸東部で繁殖し、冬季にはオーストラリアやパプアニューギニアで越冬します。日本では繁殖のため本州中部以北の山地や北海道の森林に飛来する夏鳥です。
山地の森林や海岸、高原などに生息します。崖の亀裂や大きな樹洞に営巣し、それ以外の時間はほぼ空中で過ごします。
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行動・習性
1日の大部分を飛行して過ごし、地上に降りることはほとんどありません。岩場に爪を引っ掛けて休息します。飛翔しながら口を大きく開けて空中の昆虫を捕食します。羽ばたきの幅が非常に小さく、滑空しているように見えることもあります。夏以降はアマツバメと混群になり、数百羽の群れで飛ぶこともあります。
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さえずり
「ジュリリリリ」と鳴きます。飛翔中に高い声で鳴くことがありますが、常に高速で飛んでいるため鳴き声を聞く機会は限られます。
昆虫食で、飛翔しながら空中の昆虫を口を大きく開けて捕食します。羽虫やハエ、アブ、トンボなどの飛翔性昆虫を主に食べます。
繁殖期は5月~9月で、6月~7月に産卵します。山地の崖の亀裂や大きな樹洞に、唾液で固めた枯草などを使って椀状の巣を作ります。1回の産卵で3~4個の卵を産み、オスとメスが交代で約20日間抱卵します。好適な樹洞が減少しており、巣箱を設置すると利用されることが確認されています。