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アマツバメ科

ハリオアマツバメ [針尾雨燕]

Hirundapus caudacutus

大きさ : 全長約21cm
観察時期 : 6月~7月、9月

水平飛行世界最速の空の旅人

ハリオアマツバメは、アマツバメ目アマツバメ科に属する鳥で、水平飛行における最高時速170kmは鳥類最速としてギネス世界記録に登録されています。和名の「針尾」は尾羽の羽軸が針のように突き出していることに由来します。1日の大部分を空中で過ごし、飛翔しながら昆虫を捕食するという驚異的な生活スタイルを持ちます。近年の研究で、日本とオーストラリアの間を8の字を描くように約4万kmもの渡りを行うことが明らかになりました。スズメ目のツバメとは別系統の鳥です。

  • 分類
  • 英名
    White-throated Needletail
  • 大きさ
    全長約21cm
  • 羽の色
    全体的に黒褐色で、喉と下尾筒は白色です。背中の中央部にやや淡い灰褐色の部分があります。翼は非常に長く鎌状で、高速飛行に適した流線型の体型をしています。尾羽の羽軸が3~6mmほど針のように突出しており、これが静止時に体重を支える役割を果たすと考えられています。脚は短く、地上に降りることはほとんどありません。
  • 寿命
    野生下で推定5-10年
  • 保全状況
    指定なし

夏季にユーラシア大陸東部で繁殖し、冬季にはオーストラリアやパプアニューギニアで越冬します。日本では繁殖のため本州中部以北の山地や北海道の森林に飛来する夏鳥です。

ハリオアマツバメの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

山地の森林や海岸、高原などに生息します。崖の亀裂や大きな樹洞に営巣し、それ以外の時間はほぼ空中で過ごします。

  • 行動・習性

    1日の大部分を飛行して過ごし、地上に降りることはほとんどありません。岩場に爪を引っ掛けて休息します。飛翔しながら口を大きく開けて空中の昆虫を捕食します。羽ばたきの幅が非常に小さく、滑空しているように見えることもあります。夏以降はアマツバメと混群になり、数百羽の群れで飛ぶこともあります。

  • さえずり

    「ジュリリリリ」と鳴きます。飛翔中に高い声で鳴くことがありますが、常に高速で飛んでいるため鳴き声を聞く機会は限られます。

昆虫食で、飛翔しながら空中の昆虫を口を大きく開けて捕食します。羽虫やハエ、アブ、トンボなどの飛翔性昆虫を主に食べます。

繁殖期は5月~9月で、6月~7月に産卵します。山地の崖の亀裂や大きな樹洞に、唾液で固めた枯草などを使って椀状の巣を作ります。1回の産卵で3~4個の卵を産み、オスとメスが交代で約20日間抱卵します。好適な樹洞が減少しており、巣箱を設置すると利用されることが確認されています。

学名
Hirundapus caudacutus
英名
White-throated Needletail
渡り区分
分布
夏季にユーラシア大陸東部で繁殖し、冬季にはオーストラリアやパプアニューギニアで越冬します。日本では繁殖のため本州中部以北の山地や北海道の森林に飛来する夏鳥です。
生息地
大きさ
全長約21cm
寿命
野生下で推定5-10年
珍しさ
ときどき見かける
6月~8月頃に岐阜県のひるがの高原では水を飲みに来る姿が観察できます。北海道の森林上空でも見られます。高速で飛翔するため、双眼鏡で追うのは難しく、水場での待ち伏せが効果的です。白い喉と下尾筒、針状の尾羽が識別ポイントです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合