ハマシギ [浜鷸]
Calidris alpina
数万羽の群飛が圧巻の干潟のシギ
ハマシギは、チドリ目シギ科に属する小型のシギで、日本で最も多く見られるシギ類の一つです。和名は「浜辺で見られるシギ」に由来し、古語では「ハマチドリ」とも呼ばれていました。最大の見どころは数千羽から数万羽にも及ぶ大群が一斉に飛翔する光景で、群れ全体が一つの生き物のように同調して方向を変える様子は圧巻です。足環調査によると、これらの大群は毎年ほぼ同じ個体で構成されており、群れ間の交流はほとんどないことが判明しています。
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分類
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英名Dunlin
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大きさ全長約21cm
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羽の色
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寿命野生下で約5-10年
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保全状況指定なし
北極圏のアラスカ北部やユーラシア大陸北部のツンドラ地帯で繁殖します。日本には冬鳥として渡来し、干潟や河口に飛来します。春秋の渡りの時期には旅鳥としても通過します。
干潟、砂浜、河口などの海岸部を中心に生息します。海岸部だけでなく大規模な湖沼の沿岸部、水田、干上がった溜池でも確認されています。
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行動・習性
数万羽に及ぶ大群を作り、群れ全体が同調して飛ぶ習性があります。満潮が近づくと岸辺でじっとしていますが、潮が引き始めると干潟に降り立って活発に餌を探します。くちばしを泥の中に差し込み、左右に振りながら餌を探す行動が見られます。
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さえずり
「ジューイ」「ジリリリ」と濁った声で鳴きます。「ピリーッ」「ビリー」と澄んだ声で鳴くこともあります。群れが一斉に飛び立つ際に鳴き声を発します。
肉食性で、ゴカイ、甲殻類、貝類、昆虫類、干潟表面のバイオフィルムなどを捕食します。くちばしを泥の中に差し込んで獲物を探します。
繁殖期にはツンドラ地帯で2~6個(通常4個)の卵を産みます。オスとメスが交代で抱卵しますが、ヒナの世話は主にオスが行います。ヒナは約1か月で飛べるようになります。