ハジロミズナギドリ [羽白水薙鳥]
Pterodroma solandri
翼下面の白斑が名の由来の外洋性海鳥
ハジロミズナギドリは、ミズナギドリ目ミズナギドリ科に属する海鳥です。和名は翼の下面にある白い斑紋に由来します。繁殖地はオーストラリア東部沖のロードハウ島とその周辺の島嶼のみに限られ、非繁殖期には北太平洋へ大規模な渡りを行います。日本近海では春から秋にかけて太平洋岸で観察され、50羽以上の群れが記録されたこともあります。IUCNのレッドリストでは危急種(VU)に分類されており、繁殖地が極めて限られていることから保全が求められています。
-
分類
-
英名Providence Petrel
-
大きさ全長約40cm
-
羽の色
-
寿命野生下で約15-20年
-
保全状況指定なし
オーストラリア東部沖のロードハウ島と付近の島嶼で繁殖します。非繁殖期には北太平洋に北上し、日本では春から秋にかけて本州中部から北海道の太平洋岸で観察されます。冬季の記録もあります。
繁殖期以外は外洋に生息し、海上の比較的高い場所を飛んでいることが多いです。日本近海では太平洋の沖合で見られます。
-
行動・習性
翼は長く、羽ばたきはやや緩やかで低い滑空飛行を行います。風波があると弧を描いて速く飛びます。通常は1羽から数羽で行動しますが、まれに大群が観察されることもあります。1日の大半を飛行して過ごす外洋性の鳥です。
-
さえずり
詳細な鳴き声の記録は少なく、繁殖地のコロニーでは夜間に独特の声を発するとされています。海上ではほとんど鳴きません。
動物食で、魚類、甲殻類、軟体動物などの海洋生物を捕食します。海面付近で餌を捕らえます。
繁殖期にはロードハウ島でコロニーを形成します。岩の間や土中に穴を掘って営巣し、1卵を産みます。繁殖は年1回で、両親が交代で抱卵と育雛を行います。