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ミズナギドリ科

ハシボソミズナギドリ [嘴細水薙鳥]

Ardenna tenuirostris

大きさ : 全長約42cm
観察時期 : 5月~6月

太平洋を縦断する長距離飛行者

ハシボソミズナギドリは、世界で最も長距離の渡りをする鳥の一つとして知られ、年間に累計約32,000kmもの距離を移動します。オーストラリア南東部やタスマニアで繁殖し、非繁殖期は赤道を越えてオホーツク海やベーリング海まで北上する壮大な旅をします。その渡りルートは太平洋に大きな「8の字」を描きます。日本近海では5-8月頃に大群で現れ、時には水平線を埋め尽くすような数万羽の群れで観察されることもあります。生涯のほとんどを外洋で過ごす真の海鳥です。

  • 分類
  • 英名
    Short-tailed Shearwater
  • 大きさ
    全長約42cm
  • 羽の色
    全身が黒褐色の羽毛に覆われています。翼は細長く、幅が狭いため遠くから見ると鎌のように見えます。くちばしは細く、足は暗色です。雌雄同色で外見上の違いはありません。ハイイロミズナギドリに似ていますが、首が短めで額が立ち気味という微妙な違いがあります。
  • 寿命
    野生下で約10-20年
  • 保全状況
    指定なし

オーストラリア南東部からタスマニアの近郊の島々で繁殖します。非繁殖期は北上して赤道を越え、日本近海、オホーツク海、ベーリング海を経て北極海まで渡る群れもいます。繁殖を控えた親鳥は北アメリカ沿岸を南下した後、太平洋を横切って繁殖地へ戻ります。

ハシボソミズナギドリの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

外洋に生息し、生涯のほとんどの時間を海上で過ごします。繁殖期はタスマニアやオーストラリア南東部の島々、非繁殖期は北太平洋(オホーツク海、ベーリング海、北極海まで)で過ごします。日本近海ではほぼ周年観察されますが、冬季は少ないです。

  • 行動・習性

    速い羽ばたきと滑翔を交互にして海面低くを飛翔します。魚類やイカなどの餌の群れを見つけるとたくさん集まり、海面下に潜って採食します。海面からの飛翔時には羽ばたきながら滑走します。飛び立ちにはかなりの助走を必要とします。大群で行動することが多く、数万羽の群れになることもあります。

  • さえずり

    あまり鳴かない鳥ですが、繁殖地では鳴き声を上げることがあります。海上ではほとんど鳴きません。

魚類、イカ、オキアミなどを食べます。海面下に潜水して採食します。長距離の渡りの際にはほとんど絶食するため、巣立ち前に十分な脂肪を蓄積することが重要です。

繁殖地では地中1-2mの巣穴に草を少し敷いて、11月下旬に1個の卵を産みます。卵は白色無斑で、抱卵期間はおよそ50日です。ヒナが孵化すると、親鳥はヒナにオキアミを与えるため南の海へ連日採餌に出かけます。親鳥は4月初旬に雛を残して北へ渡り、残された雛は4月下旬に雛だけの群れで旅立ちます。

学名
Ardenna tenuirostris
英名
Short-tailed Shearwater
渡り区分
旅鳥(若鳥は通年日本近海で見られる)
分布
オーストラリア南東部からタスマニアの近郊の島々で繁殖します。非繁殖期は北上して赤道を越え、日本近海、オホーツク海、ベーリング海を経て北極海まで渡る群れもいます。繁殖を控えた親鳥は北アメリカ沿岸を南下した後、太平洋を横切って繁殖地へ戻ります。
生息地
大きさ
全長約42cm
寿命
野生下で約10-20年
珍しさ
ときどき見かける
5-6月頃に太平洋岸の海岸や岬、フェリー航路などで大群が観察できることがあります。海面低くを速く飛ぶ黒い鳥の群れを探しましょう。陸から観察する場合は沖の黒い点のように見えますが、多いときは万を超える群れで見られます。北海道東部の海岸では夏にも観察のチャンスがあります。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合