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カモ科

ハクガン [白雁]

Anser caerulescens

大きさ : 全長約72cm
観察時期 : 11月~12月

天使の舞と呼ばれる純白の使者

ハクガンは、全身が真っ白で翼の先端一部分だけが黒い姿をした美しいガンです。その飛び立つ姿は「天使の舞」と評され、舞い降りる様子がまるで雪のようだと言われています。江戸時代には度々絵画に登場するほど親しまれていましたが、乱獲により1940年代までに日本の越冬個体群は絶滅したと考えられていました。しかし、1993年より国際共同計画としてハクガン復元計画が実行され、飛来数は増加傾向にあります。北極圏のツンドラ地帯で繁殖し、冬季は温暖な地域へ渡る長距離の渡り鳥です。

動画

この動画ではハクガンの自然な行動や鳴き声を観察できます。

  • 分類
  • 英名
    Snow Goose
  • 大きさ
    全長約72cm
  • 羽の色
    全身の羽衣は白く、初列風切が黒いのが特徴的です(白色型)。青色型と呼ばれる胴体や翼の羽衣が淡青灰色や暗青灰色の個体も存在しますが、日本では稀です。くちばしは太くて頑丈です。目は暗色で、足は赤みがかったピンク色をしています。
  • 寿命
    野生下で約10-20年
  • 保全状況
    指定なし

カナダ北部、アラスカ州、シベリア東部で繁殖し、冬季になると北アメリカ大陸西部へ南下し越冬します。日本には越冬のためごく稀に飛来する冬鳥で、かつては多数飛来していましたが一時絶滅状態となり、現在は復元計画により徐々に増加しています。

ハクガンの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

湖沼、河川、内湾などの水辺に生息します。海岸沿いの沼地や湾、湿性の草原などで越冬します。視界の開けた草原や淡水の湖、沼、湿原、水田なども利用します。

  • 行動・習性

    常に集団で生活しており、繁殖期を終えると7000羽にも及ぶ大きな群れになることがあります。V字型の編隊で飛行し、空気抵抗を抑えながら長距離を移動します。とても警戒心が強く、100メートル程度近づいただけで飛び立つことがあります。一生つがいの相手を変えません。

  • さえずり

    「クワックワッ」と耳障りな声で鳴きます。群れで飛ぶ際には鳴き声を上げながら飛行し、互いにコミュニケーションをとっています。

植物食で、植物の葉や根、球根、水生植物などを食べます。土を掘って植物の根や球根をとったり、地上に出ている芽や葉、稲の落穂なども食べます。湿った土からだけでなく浅瀬からも採餌します。

繁殖期は5-6月。北極圏のツンドラ地帯で繁殖します。地上の浅いくぼみに植物の葉を敷いて綿毛で内張りした巣を作り、4-5個の卵を産みます。抱卵期間は22-24日で、メスのみが抱卵します。ヒナは孵化後24時間以内に自力で泳ぎ、エサを取ることができます。

学名
Anser caerulescens
英名
Snow Goose
渡り区分
分布
カナダ北部、アラスカ州、シベリア東部で繁殖し、冬季になると北アメリカ大陸西部へ南下し越冬します。日本には越冬のためごく稀に飛来する冬鳥で、かつては多数飛来していましたが一時絶滅状態となり、現在は復元計画により徐々に増加しています。
生息地
大きさ
全長約72cm
寿命
野生下で約10-20年
珍しさ
めったに見られない
マガンやヒシクイなどの群れに混じって飛来することが多いので、ガン類の群れを見つけたら一羽ずつ確認しましょう。白い姿は褐色の多い他のカモ類の中で非常に目立ちます。警戒心が強いため、遠くから静かに観察することが重要です。秋田県大潟村などが有名な観察地です。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合