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アトリ科

ハギマシコ [萩猿子]

Leucosticte arctoa

大きさ : 全長約16cm
観察時期 : 12月~2月

萩の花模様を纏う高山の訪問者

ハギマシコは、胸部や腹部にある美しいばら色の斑紋が特徴的な小鳥です。この斑紋が萩の花のように見えることから名付けられました。冬になると日本に渡ってくる冬鳥で、山地の岩場や草原を好み、群れで行動します。オスは雨覆、風切羽、腰、胸、腹などにばら色が強く出て鮮やかですが、夏羽になると全体的に褐色が強くなり地味な姿に変わります。古くから身近な鳥として、地域ごとに様々な呼び名で親しまれてきました。

  • 分類
  • 英名
    Asian Rosy Finch
  • 大きさ
    全長約16cm
  • 羽の色
    オスは前頭部が銀灰色、後頭部から後頸にかけては淡褐色、頭上と頬、喉は薄い黒色をしています。体は灰黒色と淡褐色まだらで、雨覆、風切羽、腰、胸、腹などにばら色が強く出ています。メスは褐色みが強く、腹部に灰色がかったばら色の斑紋が狭く入ります。冬羽のくちばしはオレンジがかった黄色で先端が黒く、夏羽では全体的に黒くなります。
  • 寿命
    野生下で約3-5年
  • 保全状況
    指定なし

ロシア東部(アルタイ山脈、サヤン山脈からカムチャツカ半島、千島列島北部)で繁殖し、冬になると中国や朝鮮半島へ渡って越冬します。日本では主に冬鳥・旅鳥として本州中部以北に渡来し、西日本では少ないです。北海道では留鳥の個体もおり、繁殖している可能性があります。

ハギマシコの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

標高の高い岩礫地や崖地、山地の草原、岩場周辺を好みます。冬季になると海岸、崖地や岩場、疎林、草原、荒地などに移動します。北日本では崖のある海岸で、中部日本では岩場のある山地で見られることが多いです。

  • 行動・習性

    非繁殖期には数十羽から数百羽の群れで行動し、大きな波形を描きながら移動します。地上で採食する際は跳ねるように移動したり、両脚を交互にして歩いたりします。物音を立てるとすぐに飛び立ちますが、採食に夢中のときは近くまで来ることもあります。

  • さえずり

    「チッチッチッ」と地鳴きし、飛翔中や地上で餌を啄んでいるときにも鳴きます。「ジュッジュッ」や「チュッチュッ」などとも鳴きます。

植物食で、主にイネ科やタデ科などの種子を食べます。地上で採食を行うことが多く、ヤシャブシなどの木の実をつつく様子も観察されます。

繁殖期は5-7月頃。岩の隙間に木の枝、苔、枯れ草などを組み合わせた皿状の巣を作り、1巣に4-5個の卵を産みます。抱卵期間は12-14日でメスのみが抱卵します。雛は18-20日で巣立ちし、その後も約14日程度親から給餌を受けます。

学名
Leucosticte arctoa
英名
Asian Rosy Finch
渡り区分
冬鳥(北海道では一部留鳥
分布
ロシア東部(アルタイ山脈、サヤン山脈からカムチャツカ半島、千島列島北部)で繁殖し、冬になると中国や朝鮮半島へ渡って越冬します。日本では主に冬鳥・旅鳥として本州中部以北に渡来し、西日本では少ないです。北海道では留鳥の個体もおり、繁殖している可能性があります。
生息地
大きさ
全長約16cm
寿命
野生下で約3-5年
珍しさ
めったに見られない
山地の岩場や草原で、群れで飛来してくる場所を探しましょう。空から鳴きながら群れで飛んできて、木にとまったり地上に降りて採食したりします。茨城県の筑波山山頂付近が有名な観察地です。天気の良い日に観察すると、オスの鮮やかなばら色がよく見えます。静かに観察することが重要です。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合