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タカ科

ハイタカ []

猛禽類

Accipiter nisus

大きさ : 全長約35cm
観察時期 : 通年

素早い狩りの名手

「疾き鷹」が語源とされるハイタカは、その名の通り俊敏な飛行と狩りの技術で知られる小型の猛禽類です。タカ科の中では小型ながら、樹木や低木の間を高速ですり抜けながら飛行する特技を持ち、油断している小鳥を一気に捕らえます。江戸時代には小鳥を襲うタカを退治するためにタカ狩りに使用されていました。森林から都市部まで幅広い環境に適応し、日本では留鳥または冬鳥として見られます。

  • 分類
  • 英名
    Eurasian Sparrowhawk
  • 大きさ
    全長約35cm
  • 羽の色
    オスは背面が灰色で、腹面には栗褐色の横縞があります。メスは背面が灰褐色で、腹面の横縞がより細かいです。幅広で丸みのある短い翼と長い尾が特徴的で、喉元から胸にかけて明瞭な横縞模様があります。力強い黄色い足と鋭い爪を持ちます。メスの首筋には青い斑紋が見られます。
  • 寿命
    野生下で最長10年、平均3-5年程度
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「準絶滅危惧(NT)」に指定

ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯にかけて広く分布しています。日本では本州以北に留鳥として分布し、一部は冬季に暖地へ移動します。大陸から冬鳥として渡来する個体もいます。

ハイタカの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

低地から亜高山帯にかけての森林や都市部に生息します。樹上に木の枝を束ねたお椀状の巣を作ります。針葉樹林、落葉広葉樹林、市街地の公園などでも見られます。

  • 行動・習性

    低空飛行で小鳥などの獲物を狩ります。樹木や低木の間を速いスピードですり抜けながら飛行し、瞬時に獲物との距離を詰めます。繁殖期にはつがいで行動することが多いですが、それ以外の時期は単独で行動します。縄張り意識が強い鳥です。

  • さえずり

    繁殖期以外では鳴き声を上げることはほとんどありませんが、警戒時には雄雌ともに甲高い声で早口に「キッキッキッキッ」「キョッキョッキョッ」「キィーキィーキィー」などと鳴きます。飛行時に地鳴きすることもあります。

動物食で、主にツグミ大までの小鳥を狩りますが、ネズミ、リス、トカゲなどを捕えることもあります。空中または地上で獲物を捕食します。メスの方が大きめの鳥を餌にする傾向があります。

繁殖期は5-6月。樹上などの高い場所にカラマツなどの枝を主材とした皿形の巣を雌雄共同で作ります。1巣に4-5個の卵を産み、メスのみが32-34日抱卵します。雛は孵化後24-30日で巣立ちます。雛への給餌は主にメスが行います。

学名
Accipiter nisus
英名
Eurasian Sparrowhawk
渡り区分
留鳥(一部地域では冬鳥
分布
ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯にかけて広く分布しています。日本では本州以北に留鳥として分布し、一部は冬季に暖地へ移動します。大陸から冬鳥として渡来する個体もいます。
生息地
大きさ
全長約35cm
寿命
野生下で最長10年、平均3-5年程度
珍しさ
ときどき見かける
カテゴリー
森林や公園で観察できます。素早い動きが特徴なので、飛翔する姿を追うように観察しましょう。「キッキッキッ」という鳴き声が聞こえたら周辺を注意深く探します。オオタカと似ていますが、ハイタカの方がはるかに小型です。秋から冬にかけての観察がおすすめです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合