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ヒタキ科

ノゴマ [野駒]

Calliope calliope

大きさ : 全長約16cm
観察時期 : 5月~7月、10月

ルビー色の喉が輝く北の草原の歌い手

スズメ目ヒタキ科に属する小鳥で、和名は「野原に住むコマドリ」を意味します。英名のSiberian Rubythroatが示す通り、オスの喉にはルビーのように鮮やかな赤い斑紋があり、これが本種の最大の魅力です。学名のCalliopeはギリシャ神話の美声の女神にちなんでおり、その歌声の美しさを物語っています。日本では主に北海道で繁殖し、草原や原生花園で美しいさえずりを聞かせてくれます。

  • 分類
  • 英名
    Siberian Rubythroat
  • 大きさ
    全長約16cm
  • 羽の色
    上面は緑がかった褐色で、腹面はやや薄い褐色から汚白色です。白い眉斑と顎線が明瞭で目立ちます。オスは喉が鮮やかな赤色(ルビー色)で、周囲を灰鼠色で縁取られることもあります。メスの喉は白色ですが、まれに薄い桃色を帯びる個体もいます。
  • 寿命
    野生下で約1〜5年
  • 保全状況
    指定なし

ユーラシア大陸の中・高緯度地方の東半分に広く分布します。日本では主に北海道で夏鳥として繁殖し、本州以南では渡りの途中に旅鳥として通過します。南西諸島では少数が冬鳥として越冬します。

ノゴマの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

平地から亜高山帯にかけての草原、原生花園、ヨシ原など開けた環境に生息します。低木やブッシュが点在する場所を好みます。渡りの途中や越冬地では森林や藪にも入ります。

  • 行動・習性

    繁殖期にはオスが灌木や杭などの高い場所に止まってさえずり、なわばりを主張します。警戒心が強く、草むらや藪の中に隠れていることが多いです。地上を跳ね歩きながら採餌します。渡りの時期には単独で行動することが多いです。

  • さえずり

    美しい声で「チュィチュィ チューゥ」「チョロチリ チョロチリ」などと複雑なフレーズを組み合わせてさえずります。繁殖期の朝夕に特に活発に鳴きます。地鳴きは「ジッ」「ジジッ」「クッ」などの短い声です。

動物食寄りの雑食性で、主に昆虫類やクモ類、ミミズなどを地上で捕食します。秋には果実も食べます。

繁殖期は6月〜8月です。草の根元や谷地坊主の脇、崖の窪みなどにドーム型の巣を枯れ草や細い根で作ります。3〜5個の青緑色の卵を産み、メスが約14日間抱卵します。孵化後は雌雄共同で雛を育てます。

学名
Calliope calliope
英名
Siberian Rubythroat
渡り区分
夏鳥(北海道で繁殖、本州以南では旅鳥、南西諸島では少数が冬鳥
分布
ユーラシア大陸の中・高緯度地方の東半分に広く分布します。日本では主に北海道で夏鳥として繁殖し、本州以南では渡りの途中に旅鳥として通過します。南西諸島では少数が冬鳥として越冬します。
生息地
大きさ
全長約16cm
寿命
野生下で約1〜5年
珍しさ
ときどき見かける
北海道の草原や原生花園が主な観察地です。6月〜7月の繁殖期には、オスが灌木の上でさえずる姿を見つけやすくなります。警戒心が強いため、じっと待って観察するのがコツです。本州では秋の渡りの時期(9月〜10月)に、河川敷のヨシ原や藪のある場所で通過個体に出合えることがあります。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合