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スズメ科

ニュウナイスズメ [入内雀]

Passer rutilans

大きさ : 全長約14cm
観察時期 : 4月~6月

頬に黒点のない森のスズメ

スズメ目スズメ科に属する小鳥で、身近なスズメとは対照的に森林や林を好んで生息します。オスは頬にスズメ特有の黒い斑点がなく、頭部がより鮮やかな栗色をしているのが特徴です。和名の由来には、ほくろ(にふ)のないスズメという説や、新嘗(にいなめ)雀がなまった説など諸説あります。枕草子にも「かしら赤きスズメ」として登場する、古くから知られた野鳥です。

  • 分類
  • 英名
    Russet Sparrow
  • 大きさ
    全長約14cm
  • 羽の色
    オスはスズメに似ていますが、頬に黒い斑点がなく、頭部から背面はスズメよりも鮮やかな栗色をしています。メスは薄茶色の地味な色合いで、太い黄土色の眉斑が目立ちます。嘴はスズメと同様に太く短いです。
  • 寿命
    野生下で約3〜5年
  • 保全状況
    指定なし

北はロシアから南はインド、西はアフガニスタンまで東アジアを中心に広く分布します。日本では主に北海道の平地の林や本州中部以北の山地で繁殖し、関東地方以南の暖地で越冬します。

ニュウナイスズメの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

繁殖期は林や森などの自然に近い環境を好み、越冬期は低地の農耕地や水田で過ごします。スズメとは異なり、住宅地にはほとんど見られません。

  • 行動・習性

    繁殖期にはルーズコロニーを形成して営巣します。非繁殖期には数十から数百羽の群れで行動し、地上でローラーのように前進しながら採餌する「ローラー型採食」が見られます。少数の場合はスズメの群れに混じることもあります。

  • さえずり

    スズメに似た「チュンチュン」という鳴き声のほか、澄んだ声で「チュー」や「ツィーピリョリョ」というさえずりも行います。地鳴きは「チョッチュリ チョッチュリ チュリ」などです。

雑食性で、繁殖期には昆虫類を多く食べ、越冬期には穀物や草の種子を主食とします。特にイネの未熟な種子を好んで食べるため、稲作地域で農業被害を起こすこともあります。

繁殖期は5月〜7月です。自然の樹洞やキツツキ類の古巣を利用して営巣し、巣箱もよく利用します。枯れ草、獣毛、羽毛などを内装に使います。5〜7個の卵を産み、雌雄交替で抱卵します。雛は約13日で孵化し、約16日で巣立ちます。

学名
Passer rutilans
英名
Russet Sparrow
渡り区分
漂鳥(北海道・本州北部では夏鳥、本州南西部・四国・九州では冬鳥
分布
北はロシアから南はインド、西はアフガニスタンまで東アジアを中心に広く分布します。日本では主に北海道の平地の林や本州中部以北の山地で繁殖し、関東地方以南の暖地で越冬します。
生息地
大きさ
全長約14cm
寿命
野生下で約3〜5年
珍しさ
ときどき見かける
北海道や本州中部以北では5月〜7月の繁殖期に森林で観察できます。西日本では秋から冬にかけて農耕地や水田で群れを見つけやすくなります。スズメとの識別は頬の黒い斑点の有無がポイントです。群れの中にスズメに混じっていることもあるので注意深く観察しましょう。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合