ツルシギ [鶴鷸]
Tringa erythropus
赤い脚と鶴のような優雅な姿の旅人
ツルシギは、チドリ目シギ科に属する中型のシギで、長い脚と嘴がツルを連想させることから名付けられました。春一番に渡ってくるシギとして知られ、春の渡りでは秋よりも圧倒的に多く見られます。夏羽では全身が黒くなる劇的な羽衣の変化が見どころです。シギの中では泳ぎが得意で、深い水の中でも積極的に採餌します。
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分類
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英名Spotted Redshank
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大きさ全長約30cm
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羽の色
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寿命野生下で約10-15年
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保全状況指定なし
ユーラシア大陸の寒帯や北極圏で繁殖し、アフリカ中部、地中海沿岸、中近東、インド、東南アジアで越冬します。日本には春と秋に旅鳥として渡来し、まれに越冬する個体もいます。
干潟、河口、水田、湿地、池沼など様々な水辺環境に生息します。特に塩分濃度の低い淡水域を好む傾向があります。
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行動・習性
活発に動き回りながら餌を探します。足が長いので水深の深いところでも採餌でき、時には泳ぐこともあります。群れで行動することが多く、非繁殖期には他のシギ類と混群を作ることもあります。
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さえずり
「チュイッ」「キュイッ」という澄んだ声で鳴きます。飛翔時に鳴くことが多いです。
水生昆虫、甲殻類、貝類、ミミズ、小魚などを食べます。嘴を水中に差し込んだり、つまんだりして採餌します。
繁殖地では湿地帯の地上に営巣します。繁殖期は5月〜7月頃で、4個前後の卵を産みます。