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モズ科

チゴモズ [稚児百舌]

Lanius tigrinus

大きさ : 全長約18cm
観察時期 : 6月

日本最小のモズ、青灰色の頭が美しい希少種

チゴモズは、スズメ目モズ科に属する日本最小のモズ類です。和名の「稚児」はモズより小さいことに由来します。頭部の青灰色と背中の赤褐色のコントラストが美しく、モズの仲間らしく「はやにえ」(獲物を枝に刺す行動)も行います。環境省レッドリストで絶滅危惧IA類に指定されており、日本では非常に希少な夏鳥となっています。

  • 分類
  • 英名
    Tiger Shrike
  • 大きさ
    全長約18cm
  • 羽の色
    オスは頭部が青灰色で、嘴から目を通る黒い過眼線が特徴的です。背から上尾筒は赤褐色で黒色の横斑があり、喉や腹部は白色です。メスは過眼線が不鮮明で、脇に褐色の横斑があります。嘴は他のモズに比べて太めです。
  • 寿命
    野生下で約2-4年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「絶滅危惧IA類(CR)」に指定

中国東北部から朝鮮半島、日本にかけて繁殖し、冬季は東南アジア、ボルネオ島、ジャワ島などで越冬します。日本には5月中旬頃に夏鳥として渡来し、主に本州中部から東北地方で局地的に繁殖しますが、個体数は非常に少なくなっています。

チゴモズの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

低地から低山地の明るい広葉樹林や混交林に生息します。平地から山地の疎林内の開けた場所、山間の畑やゴルフ場の周辺を好みます。

  • 行動・習性

    群れは形成せず、単独またはつがいで行動します。木の枝に止まって尾羽を上下左右に回すように振ったり、パッパッと開いたりする独特の動きを見せます。縄張り意識が強く、繁殖期には活発にさえずります。

  • さえずり

    繁殖期のオスは「ピチュピチュ」と複雑なさえずりを聞かせます。警戒時には「ギチギチ」という声を発します。他の鳥の鳴き声を真似ることもあります。

動物食で、鱗翅目の幼虫、カナブン、カマキリ、コオロギなどの昆虫を主に食べます。また、カエルやトカゲなどの小動物も捕食します。捕らえた獲物を枝に突き刺す「はやにえ」の習性があります。

繁殖期は5月下旬〜7月で、一夫一妻で繁殖します。サクラやケヤキ、カラマツなどの枝に椀形の巣を作ります。3〜6個の卵を産み、メスのみが約14〜15日間抱卵します。雛は約15日で巣立ちます。

学名
Lanius tigrinus
英名
Tiger Shrike
渡り区分
分布
中国東北部から朝鮮半島、日本にかけて繁殖し、冬季は東南アジア、ボルネオ島、ジャワ島などで越冬します。日本には5月中旬頃に夏鳥として渡来し、主に本州中部から東北地方で局地的に繁殖しますが、個体数は非常に少なくなっています。
生息地
大きさ
全長約18cm
寿命
野生下で約2-4年
珍しさ
めったに見られない
5月中旬以降、本州中部から東北地方の広葉樹林や混交林で探しましょう。さえずりを頼りに、木の枝先を注意深く観察します。尾を特徴的に動かす行動が識別のポイントです。非常に希少なため、出会えたら幸運です。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合