タカブシギ [鷹斑鷸]
Tringa glareola
鷹斑模様を持つ淡水シギの代表格
チドリ目シギ科に属する中型のシギです。和名の「鷹斑」は羽に見られる鷹のような斑模様に由来します。ユーラシア大陸北部で繁殖し、日本には旅鳥として春と秋に飛来します。淡水域を好み、水田や湿地でよく見られます。クサシギとよく似ていますが、眉斑が目の後方まで長く伸びることで識別できます。環境省レッドリストでは絶滅危惧II類に指定されています。
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分類
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英名Wood Sandpiper
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大きさ全長約20cm
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羽の色
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寿命野生での寿命は5〜10年程度と推定されています。
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保全状況環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定
ユーラシア大陸北部で繁殖し、アフリカ、東南アジア、オーストラリアなどで越冬します。日本には旅鳥として全国に渡来し、関東以南では少数が越冬します。
水田、湿地、河川、湖沼、池など淡水域を好みます。海水域にはほとんど入りません。水の張られた水田で特によく見られます。
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行動・習性
数羽の小群で水田などにいて、腰を上下に振りながら歩き回って餌を探します。クサシギより群れで行動することが多く、素早く羽ばたいて飛びます。
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さえずり
「ピピピピピ」「ピッピッピッ」という高く柔らかい声で連続して鳴きます。群れで高空を飛ぶ際に鳴き合うことが多いです。
昆虫類、貝類、甲殻類、ミミズなどを主に食べます。長いくちばしを泥の中に差し込んで餌を探します。
繁殖地では湿地や草原の地面に巣を作ります。日本では繁殖せず、渡りの途中に立ち寄るのみです。