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チドリ科

ダイゼン [大膳]

Pluvialis squatarola

大きさ : 全長約29cm
観察時期 : 1月、3月~5月、8月~10月

平安の宮中で美味とされた干潟の旅人

チドリ目チドリ科に属する中型のチドリです。北極海沿岸のツンドラ地帯で繁殖し、冬季には世界中の海岸で越冬します。日本には旅鳥として春と秋に飛来するほか、関東以南では冬鳥として越冬するものもいます。和名の「大膳」は、平安時代に宮中の大膳職で美味な食材として用いられたことに由来します。ムナグロとよく似ていますが、本種は海水域を好み、腰が白いことで識別できます。

  • 分類
  • 英名
    Grey Plover
  • 大きさ
    全長約29cm
  • 羽の色
    夏羽では顔から腹にかけて黒色になり、背面は白地に黒い斑紋が入ります。冬羽は全体的に灰褐色で白い斑紋があり、地味な印象になります。腰は白く、腋羽は黒いのが特徴です。くちばしは太く短めで黒色、足も黒色です。
  • 寿命
    野生での寿命は10〜15年程度と推定されています。
  • 保全状況
    指定なし

北極海沿岸で繁殖し、世界中の海岸で越冬します。日本では全国の干潟や河口で見られ、関東以南では越冬個体も多くいます。

ダイゼンの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

干潟、河口、砂浜などの海岸環境に生息します。ムナグロと異なり内陸部にはあまり入らず、海水域を好む傾向があります。

  • 行動・習性

    干潟をゆっくり歩きながら、立ち止まっては周囲を見回して餌を探します。ゴカイを見つけると素早く走り寄り、くちばしで引き出して食べます。非繁殖期には小群で行動しますが、大きな群れにはなりません。

  • さえずり

    「ピィーイ」「ピゥーイ」という高く澄んだ笛のような声で鳴きます。飛び立つ際や飛翔中にも鳴き、潮が満ちてくると互いに鳴き合って一斉に飛び立ちます。

ゴカイ、貝類、甲殻類(カニ、エビ)、昆虫類などを食べる雑食性です。捕らえたゴカイは切れないようにゆっくり引き出し、水で泥を洗い落としてから食べることもあります。

繁殖地のツンドラ地帯で、地面の浅い窪みにコケや地衣類を敷いて巣を作ります。オスは雌の頭上でさえずりながら旋回するフライトディスプレイを行います。日本では繁殖しません。

学名
Pluvialis squatarola
英名
Grey Plover
渡り区分
旅鳥(関東以南では冬鳥
分布
北極海沿岸で繁殖し、世界中の海岸で越冬します。日本では全国の干潟や河口で見られ、関東以南では越冬個体も多くいます。
生息地
大きさ
全長約29cm
寿命
野生での寿命は10〜15年程度と推定されています。
珍しさ
ときどき見かける
春と秋の渡りの時期に干潟や河口を訪れます。谷津干潟、三番瀬、藤前干潟など大規模な干潟が観察の好適地です。ムナグロとの識別は、灰色っぽい背面と白い腰で見分けられます。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合