ソウシチョウ [相思鳥]
Leiothrix lutea
鮮やかな色彩を持つ「かご抜け鳥」
ソウシチョウは、スズメ目ソウシチョウ科に属する外来種の小鳥です。中国南部やインド北部が原産地で、美しい姿と鳴き声から江戸時代より飼い鳥として親しまれてきました。つがいを分けると互いに鳴き交わすことから「相思鳥」の名が付きました。1980年代以降、ペットとして大量輸入された個体が逃げ出したり放鳥されたりして野生化し、現在は特定外来生物に指定されています。ウグイスなど在来種への影響が懸念されています。
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分類
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英名Red-billed Leiothrix
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大きさ全長約15cm
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羽の色
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寿命野生下で約5-10年
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保全状況外来種のため保全評価はなし
原産地はインド北部、中国南部、ベトナム北部、ミャンマー北部。日本では関東北部から九州にかけて野生化し、分布を拡大中です。繁殖期は山地に多く、非繁殖期は低地でも見られます。
ササ類が茂る標高1000m以下の常緑広葉樹林や落葉広葉樹林に生息します。藪の中を好み、特に下層植生が発達した環境を好みます。
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行動・習性
藪の中を活発に動き回り、地上や低木の間で採餌します。群れで行動することが多く、非繁殖期には10羽以上の群れを形成することもあります。他の小鳥と同居しても争うことは少ないですが、繁殖期には他の鳥の卵を食べてしまうこともあります。
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さえずり
「キョローン、キョローン」と大きな澄んだ声でさえずります。非常に声が大きく、かつては住宅地での飼育で騒音問題になることもありました。複雑で美しい鳴き声が特徴です。
雑食性で、昆虫類、果実、種子などを食べます。扱いやすい食性が飼い鳥として人気だった理由の一つです。
繁殖期は4月から10月と長く、年に複数回繁殖することもあります。1回の繁殖で3〜4個の卵を産みます。藪の中に椀状の巣を作り、ウグイスなど在来種と営巣場所が競合します。