スズガモ [鈴鴨]
Aythya marila
鈴の音のような羽音を響かせる海の潜水ガモ
日本に渡来する海ガモ類で最も数が多い種です。名前の由来は飛ぶときの羽音が金属質で鈴の音に似ていることからきています。海岸や港湾で大群を形成し、潜水して貝類や甲殻類を捕食します。
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分類
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英名Greater Scaup
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大きさ全長約45cm
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体重1000g
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羽の色
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寿命野生下で約10年
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保全状況指定なし
繁殖地はユーラシア大陸北部と北アメリカ大陸北部です。冬季はヨーロッパ北部、カスピ海、中国東部などに渡り越冬します。日本では冬鳥として全国の海岸に多数渡来し、東京湾や藤前干潟では毎冬大群が見られます。北海道東部では夏にも観察されます。
海岸、港湾、河口、入江など主に海水域に生息します。内陸の河川や池沼にはあまり飛来せず、キンクロハジロと棲み分けています。
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行動・習性
海上で群れを作って休息し、潜水して採餌します。キンクロハジロと混群を形成することも多いです。波の穏やかな湾内や港を好み、数百〜数千羽の大群になることもあります。
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さえずり
オスは「ククー」、メスは「クルル」などと鳴きます。繁殖期以外はあまり鳴きません。
潜水して貝類(イガイ類、アサリなど)、甲殻類、水生昆虫、海藻などを食べます。水深数メートルまで潜って餌を取ります。
繁殖地はユーラシア大陸北部や北アメリカ大陸北部のツンドラや針葉樹林帯の湖沼周辺です。地上の草むらに巣を作り、7〜10個の卵を産みます。