ズグロカモメ [頭黒鷗]
Chroicocephalus saundersi
黒い頭がトレードマークの絶滅危惧カモメ
干潟に依存する小型のカモメで、世界的に個体数が少ない絶滅危惧種です。夏羽では頭部が黒くなることが和名の由来です。短く太い黒い嘴が特徴で、ユリカモメに似ていますが一回り小さく、嘴の色で識別できます。
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分類
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英名Saunders's Gull
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大きさ全長約32cm
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体重220g
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羽の色
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寿命野生下で約10年
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保全状況環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定
黄海や渤海沿岸の塩性湿地で繁殖し、冬季は中国南東部、台湾、韓国、日本、ベトナムで越冬します。日本では冬鳥として主に九州北部(有明海、博多湾、曽根干潟など)に飛来し、本州西部や四国、沖縄でも少数が越冬します。
主に泥質干潟で採餌し、潮が引いた干潟でカニやゴカイなどを探します。海岸や河口、入江などに生息します。
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行動・習性
干潟で甲殻類やゴカイ類を採餌する姿がよく見られます。潮の干満に合わせて採餌場所を移動し、満潮時には堤防や砂浜で休息します。ユリカモメの群れに混じっていることもあります。
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さえずり
「キャッ」「キュッ」などと短く鳴きます。ユリカモメほど騒がしくはありません。
主に泥質干潟で甲殻類(カニ類)やゴカイ類などの水生小動物を食べます。干潟の泥の中の小動物を嘴で探り当てて捕食します。
繁殖地は中国の河口域の塩性湿地で、草丈の低い塩生植物が生える大潮最高高潮線付近の地上に営巣します。捕食者への適応として巣間距離が大きく、低密度のコロニーを形成します。