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カモメ科

ズグロカモメ [頭黒鷗]

Chroicocephalus saundersi

大きさ : 全長約32cm
観察時期 : 11月~3月

黒い頭がトレードマークの絶滅危惧カモメ

干潟に依存する小型のカモメで、世界的に個体数が少ない絶滅危惧種です。夏羽では頭部が黒くなることが和名の由来です。短く太い黒い嘴が特徴で、ユリカモメに似ていますが一回り小さく、嘴の色で識別できます。

  • 分類
  • 英名
    Saunders's Gull
  • 大きさ
    全長約32cm
  • 体重
    220g
  • 羽の色
    上面は淡青灰色、下面は白色です。嘴は黒く短く太いのが特徴です。夏羽では頭部が黒くなり、目の上下に白い縁取りが現れます。冬羽では頭部が白くなり、目の後ろに黒い斑が残ります。虹彩は暗色、足はピンク色です。
  • 寿命
    野生下で約10年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定

黄海や渤海沿岸の塩性湿地で繁殖し、冬季は中国南東部、台湾、韓国、日本、ベトナムで越冬します。日本では冬鳥として主に九州北部(有明海、博多湾、曽根干潟など)に飛来し、本州西部や四国、沖縄でも少数が越冬します。

ズグロカモメの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

主に泥質干潟で採餌し、潮が引いた干潟でカニやゴカイなどを探します。海岸や河口、入江などに生息します。

  • 行動・習性

    干潟で甲殻類やゴカイ類を採餌する姿がよく見られます。潮の干満に合わせて採餌場所を移動し、満潮時には堤防や砂浜で休息します。ユリカモメの群れに混じっていることもあります。

  • さえずり

    「キャッ」「キュッ」などと短く鳴きます。ユリカモメほど騒がしくはありません。

主に泥質干潟で甲殻類(カニ類)やゴカイ類などの水生小動物を食べます。干潟の泥の中の小動物を嘴で探り当てて捕食します。

繁殖地は中国の河口域の塩性湿地で、草丈の低い塩生植物が生える大潮最高高潮線付近の地上に営巣します。捕食者への適応として巣間距離が大きく、低密度のコロニーを形成します。

学名
Chroicocephalus saundersi
英名
Saunders's Gull
渡り区分
分布
黄海や渤海沿岸の塩性湿地で繁殖し、冬季は中国南東部、台湾、韓国、日本、ベトナムで越冬します。日本では冬鳥として主に九州北部(有明海、博多湾、曽根干潟など)に飛来し、本州西部や四国、沖縄でも少数が越冬します。
生息地
大きさ
全長約32cm
体重
220g
寿命
野生下で約10年
珍しさ
ときどき見かける
有明海や博多湾、曽根干潟などの九州北部の干潟が主な観察地です。干潮時に干潟で採餌する姿を観察できます。ユリカモメの群れの中を探すと見つけやすいでしょう。三番瀬や藤前干潟でも少数が観察されています。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合