シロフクロウ [白梟]
Bubo scandiacus
北極圏から舞い降りる白銀のハンター
北極圏のツンドラ地帯に生息する大型のフクロウです。純白の羽毛が特徴的で、多くのフクロウと異なり日中も活動します。主にレミングなどの小型哺乳類を捕食し、餌となるレミングの個体数に応じて南下範囲が変動します。
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分類
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英名Snowy Owl
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大きさ全長約63cm
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羽の色
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寿命野生下で約10年
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保全状況指定なし
繁殖期には北極圏に広く分布します。冬季にはユーラシア大陸や北アメリカ大陸の亜寒帯まで南下し、日本では北海道や本州北部にまれに飛来します。鳥取県や広島県などでの記録もあります。
広大なツンドラ地帯を好み、日本では冬季に海岸草原や川沿いの湿地草原、農耕地などの開けた場所に現れます。日中は地上の突出部やフェンスなどに止まっていることが多いです。
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行動・習性
多くの夜行性フクロウと異なり昼行性で、昼も夜も狩猟と活動を行います。忍耐強いハンターで、獲物を追って飛び立つ前に止まり木でじっと見極めます。厚い草木や雪の下の獲物も見つける鋭い視力と聴力を持っています。
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さえずり
オスは「ゴロッ、ホー」と3〜4声繰り返して鳴きます。警戒時には「キリッ、キリッ」と鳴き、怒ったときには嘴で「パチ、パチ」と激しい音を立てます。
レミング(タビネズミ)が主食で、成鳥は年間1600匹以上を食べます。ウサギ、ほかのネズミ類、鳥類、魚なども捕食します。
5〜6月頃、ツンドラの地上に巣を作り、3〜11個の卵を産みます。餌の供給状態に左右され、食料が乏しいと繁殖しないこともあります。親鳥は縄張り意識が強く、オオカミでも攻撃します。