イカル [鵤]
Eophona personata
黄色いクチバシが目立つ種割りの達人
大きな黄色いくちばしが特徴的な中型の鳥です。頭部には黒い仮面模様があり、全体的に茶褐色をしています。森林や林縁に生息し、木の実や種子を割って食べる姿がよく見られます。「イカル」という鳴き声からその名がついたとされています。
動画
この動画ではイカルの自然な行動や鳴き声を観察できます。
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分類
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英名Japanese Grosbeak
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大きさ全長約19cm
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体重65g
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羽の色頭部から喉にかけて黒い仮面状の模様があり、背中は淡い茶褐色、腹部はやや灰色がかっています。くちばしは大きく黄色で、強靭な種子割り用の嘴が特徴です。翼の先端に白斑があります。
灰黄黒 -
寿命野生下で約5-7年
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保全状況国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「軽度懸念(LC)」に分類
北海道から九州まで広く分布する留鳥または漂鳥です。冬には平地に降りてくる傾向があります。
平地から山地の落葉広葉樹林や針広混交林、公園や社寺林などにも生息します。
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行動・習性
小さな群れで行動することが多く、木の実や種子を食べるため、樹上で採餌します。強力なくちばしで硬い種子も割って食べることができます。飛行時には波状飛行が特徴的です。
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さえずり
「イカルイカル」とか「ヒーヒュー」という特徴的な鳴き声を発します。群れでいるときには「シュワワワ」という声も聞かれます。
主に木の実や種子(サクラ、カエデ、ケヤキなど)を食べます。繁殖期には昆虫類も捕食します。
4〜7月頃に繁殖します。樹上に枝や草などで椀状の巣を作り、薄青色に暗褐色の斑点がある卵を3〜5個産みます。メスが主に抱卵しますが、雛の世話はオスも手伝います。