シロハラクイナ [白腹水鶏]
Amaurornis phoenicurus
白い腹が目立つ南国のクイナ
シロハラクイナは、ツル目クイナ科に属する鳥類です。名前の通り額から顔、腹にかけての白色が特徴的で、他のクイナ科との識別は容易です。インドから東南アジアに広く分布し、日本では沖縄県に留鳥として生息しています。かつては迷鳥と考えられていましたが、1970年代から分布を北へ広げつつあり、九州でも繁殖が確認されています。警戒心は強いですが、他のクイナ類より開けた場所で見られることが多いです。
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分類
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英名White-breasted Waterhen
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大きさ全長約32cm
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体重200g
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羽の色
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寿命野生下で約10-15年
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保全状況指定なし
インドから東南アジア、中国南部にかけて留鳥として分布します。日本では沖縄県(沖縄本島、八重山諸島、宮古島など)に留鳥として生息し、近年は九州でも繁殖が確認されています。本州では迷鳥としてまれに記録されます。
湖沼、沼沢、河川の水辺、草むら、ヨシ原、水田、マングローブ林などの湿地に生息します。畑など比較的開けた場所にも出没し、リゾートホテルの敷地内でも見られることがあります。
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行動・習性
両脚を交互に動かして歩き、地上で餌を探します。警戒心が強く、人の気配を感じるとすぐに茂みに逃げ込みます。池の水面に浮くハスの葉などの上を歩いて餌を探すこともあります。早朝や夕方に活動が活発になります。
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さえずり
繁殖期の夜に木の茂みの中ほどにとまって「コッ、コッ、コッ…」と長時間鳴き続けます。警戒時や日中にも様々な声で鳴きます。
雑食性で、昆虫、カエル、軟体動物などの小動物を食べます。植物では穀類も食べます。
草むらや茂みの中に巣を作ります。分布を北へ拡大中で、繁殖地も広がりつつあります。