シロチドリ [白千鳥]
Charadrius alexandrinus
砂浜を素早く走る白いチドリ
シロチドリは、チドリ目チドリ科に属する小型のチドリです。名前の通り他のチドリに比べて白色が目立ち、砂浜や干潟でよく見られます。三重県の県鳥に指定されています。しかし近年、繁殖地である砂浜の減少により個体数が激減しており、環境省の絶滅危惧II類に指定されています。砂浜で貝殻や小石に紛れて営巣する姿は、自然の巧みさを感じさせます。
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分類
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英名Kentish Plover
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大きさ全長約17cm
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羽の色
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寿命野生下で約4年
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保全状況環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定
ユーラシア・アフリカの温帯・熱帯広域に分布します。日本では本州以南に周年生息する留鳥と、夏季に繁殖のため飛来する夏鳥がいます。南西諸島では越冬のための冬鳥として飛来します。
砂浜、干潟、河川敷、湖沼、埋立地などの砂地や砂礫地に生息します。繁殖地と越冬地はどちらも砂浜であることが多いです。
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行動・習性
砂浜や干潟でしばらく留まっては、さっと走り出して餌をつまんで捕らえる動作を繰り返します。非繁殖期には数十羽から時に数百羽の群れを形成します。休息時は砂地に腹をつけて伏せる姿勢をとり、保護色のため見つけにくいです。
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さえずり
「ピュル、ピュル」と鳴くほか、繁殖期には「ケレケレケレ」といった声も出します。
ゴカイ類、甲殻類、昆虫類などの小動物を食べます。干潟や砂浜を歩き回りながら、大きな目で餌を探して素早く捕らえます。
繁殖期は3~7月です。砂地に浅いくぼみを掘り、貝殻や小石を集めた簡素な巣を作り、通常3個の卵を産みます。雌雄で約3週間抱卵し、雛は孵化後すぐに歩けるようになり、自分で餌を探します。